
兵庫県警の交番内で同僚の女性警察官が盗撮されたという衝撃的な事件が報じられました。
公的な立場にある警察官による犯行という点から、大きな波紋を呼んでいます。
逮捕された巡査長の容疑や、事件発覚の経緯について詳しく解説します。
事件の概要

- 逮捕された人物: 兵庫県警南但馬警察署警務課の巡査長、岡坂拓朗容疑者(25)。
- 容疑: 性的姿態等撮影(盗撮)の疑い。
- 犯行時期・場所: 去年1月、岡坂容疑者が勤務していた交番のトイレ。
- 被害者: 同僚だった女性警察官(23)。
- 手口: トイレの換気口にスマートフォンを設置して撮影。
- 発覚経緯: 11月に県警内部で岡坂容疑者の盗撮を指摘する相談が複数寄せられ、捜査によりスマートフォンから動画などが発見された。
- 容疑者の供述: 「同僚のプライベートの部分が見たかった」と容疑を認めている。
- 今後の対応: 警察は余罪があるとみて捜査中。兵庫県警は「極めて遺憾」とし、「厳格に対処する」とコメント。
犯行動機
犯行の動機は、わいせつ目的と思われます。
岡坂容疑者は、「同僚のプライベートの部分が見たかった」と容疑を認めています。
より詳細な犯行動機は、今後の捜査、裁判で明らかになると思われます。
犯行現場
岡坂容疑者が勤務していた交番のトイレです。
県東部の阪神地域にある警察署の交番内の男女共用の和式トイレ上にある換気口にスマートフォンを設置していたことが、判明しています。
本事件で想定される刑罰・量刑

本事件は、スマートフォンを設置して同僚の女性警察官を盗撮した疑いでの逮捕であり、性的姿態等撮影罪(旧・迷惑防止条例違反などに相当)が適用されます。
この罪状で想定される刑罰と量刑は以下の通りです。
⚖️ 適用される刑罰
本事件は、2023年7月に新設された性的姿態等撮影罪(刑法第175条)に該当します。
- 法定刑:3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金
- (旧刑法では懲役刑が主流でしたが、この罪から懲役と禁錮を一本化した「拘禁刑」が適用されます。)
予想される量刑
量刑は、犯行の悪質性、被害の程度、被告人の立場、示談の成立状況などによって大きく変動しますが、本事件の状況を踏まえると、以下の点が考慮されます。
1. 犯行の悪質性(加重要素)
- 職場の公的空間での犯行: 被告人が警察官という公務員の立場であり、信頼関係や職場環境を著しく損なった点。
- 被害者が同僚(特定関係): 被害者が顔見知りの同僚であり、精神的苦痛や職務遂行への影響が重大である点。
- 場所の秘匿性: トイレという極めてプライバシーの高い空間を狙った点。
- 余罪の可能性: 報道で「他にも余罪があるとみて捜査」されている点。余罪が確定すれば刑は加重されます。
2. 量刑の一般的な傾向
盗撮事件の量刑は、通常、以下の傾向があります。
- 初犯で示談が成立した場合:
- 罰金刑(30万円~50万円程度)や執行猶予付きの判決(懲役6ヶ月~1年、執行猶予3年など)となることが多いです。
- 示談が成立していない、または悪質性が高い場合:
- 実刑判決(拘禁刑6ヶ月~1年程度)となる可能性が高まります。
3. 本事件の量刑想定
本事件では、被告人が警察官という高い職責にあるにもかかわらず、職場内で犯行に及んでおり、社会的非難が極めて高いです。
- 懲戒処分:
刑事罰とは別に、公務員として懲戒免職は避けられないと考えられます。 - 刑事罰の予想:
- 示談が難航するか、余罪が多数発覚した場合、拘禁刑(1年~1年6ヶ月程度)の実刑判決が下される可能性が高いです。
- 被害者との示談が成立し、深く反省していると認められれば、執行猶予付きの判禁刑(例:拘禁刑1年6ヶ月、執行猶予4年)となる可能性もあります。
岡坂拓朗容疑者の勤務先

岡坂容疑者は、兵庫県警南但馬警察署警務課の巡査長です。
岡坂拓朗容疑者の自宅住所
兵庫県朝来市和田山町玉置
岡坂拓朗容疑者の家族構成
25歳という年齢から既に結婚していて妻や成人した子供がいる、あるいは独身で一人住まい、または両親と同居している、などが考えられます。
岡坂拓朗容疑者のプロフィール・学歴
現時点では不明です。
今後の捜査の進展や裁判で明らかになると思われます。
詳細判明次第、追記いたします。
岡坂拓朗容疑者のSNS
facebook、Instagram、Xには同姓同名のアカウントが複数ありましたが、現段階では特定できておりません。
仮名で登録されている可能性もあります。
あるいは、SNSを活用していないことも想定されます。
SNSの声

本事件に関して、SNSに寄せられた声をまとめました。
1. 警察官による不祥事と組織への批判
- 警察官の犯罪の多さへの懸念:
警察官によるこの種の犯罪が後を絶たず、特に多いと感じている意見が多く見られます。 - 組織の隠蔽体質への不信感:
警察組織のコメント(「極めて遺憾」)は、「事件がバレて残念だ」というふうに聞こえ、被害者に真摯に向き合わず組織を守ろうとしているように見えるという批判があります。 - 処分への不満と再発防止の不可能視:
高知県警の例を挙げ、今回の処分も降格や停職で終わるだろうという見方や、警察官は所詮人間であり再発防止は不可能だと諦めている意見があります。 - 警察官の質の低下:
自分の欲望を抑えきれない警察官の質の低下を感じており、真面目に働く他の警察官に迷惑がかかっているという意見があります。
2. 犯行の悪質性と手口への指摘
- 手慣れた犯行の可能性:
自分の勤務地ではない、業務で訪れた交番で犯行に及んでいる点から、「手慣れている」「気づいていない被害者も多そうだ」と指摘されています。 - 余罪の懸念:
盗撮が癖である可能性や、スマートフォンから複数の動画が見つかったという報道から、他にも余罪があるだろうと推測されています。 - 職場と信頼の裏切り:
法の番人である警察官が、交番という職場で、同僚という信頼関係にある人物を盗撮したことへの強い非難があります。
3. 「一般人」の犯罪と地位の無関係性
- 地位と犯罪の無関係性:
裁判官、教師、経営者、医師などの例を挙げ、職業や地位、立場は性犯罪を起こさない保証にはならないという意見があります。
犯罪者はあらゆる業界に存在するという認識です。 - 採用・教育への限界:
犯罪をさせない教育は難しく、犯罪予備軍を見抜くことは筆記や面接では不可能であり、人手不足の中では採用せざるを得ないのが現状だという指摘もあります。
4. その他
- 個人的な情報:
巡査長が高校時代に野球で有名だった人物ではないかという憶測や、兵庫県警は他の不祥事も多く問題が多いという指摘があります。 - 動機への疑問:
「プライベートな部分が見たかった」という供述に対し、その欲望を検挙に向けろ、付き合えば見れたのではないか、といった意見があります。 - 製品の話題:
警察官の給与や待遇が悪いのではないかという意見があり、消防士と比較して採用の難しさが指摘されています。
本事件のまとめ
- 兵庫県警南但馬署の巡査長(25)が性的姿態等撮影の疑いで逮捕された。
- 容疑は去年1月に同僚女性警察官(23)が勤務する交番のトイレで盗撮したことである。
- 逮捕の発端は、11月に県警内部へ複数寄せられた盗撮を指摘する相談だった。
- 容疑者は「同僚のプライベートの部分が見たかった」と容疑を認めている。
- 警察は余罪があるとみて捜査を進めており、兵庫県警は厳格に対処するとしている。

今後の捜査の進展を見守りたいと思います。














