電車内で女子高校生のスカート内を盗撮したとして、東京都内の小学校の副校長、阿部貴之容疑者(51)が性的姿態撮影等処罰法違反の疑いで逮捕されました。
事件の詳細を追っていきたいと思います。
事件の概要

- 逮捕:埼玉県警は10月28日、東京都内の小学校の副校長、阿部貴之容疑者(51)を逮捕した。
- 容疑:性的姿態撮影等処罰法違反(盗撮)の疑い。
- 日時・場所:9月2日午後5時過ぎ、西武池袋線清瀬駅に停車中の電車内。
- 内容:面識のない女子高校生のスカート内をスマートフォンで動画撮影した疑い。
- 供述:阿部容疑者は「高校生の下着が見たかった」と容疑を認めている。
- 経緯:別の盗撮事件の捜査過程で容疑者が浮上。9月4日に職務質問を受け、押収されたスマホから数十点の同様の画像や動画が見つかった。
犯行動機
阿部容疑者は、わいせつ目的で「高校生の下着が見たかった」と容疑を認めています。
犯行現場

西武池袋線清瀬駅に停車中の電車内での犯行です。
本事件で想定される刑罰・量刑

本件(性的姿態撮影等処罰法違反)で想定される刑罰・量刑について、一般的な解説をいたします。
以下は、あくまで法律に基づく一般論です。
実際の量刑は、被疑者の前科・前歴の有無、被害者との示談の成否、余罪の具体的な件数や内容、捜査や裁判で明らかになる詳細な事情によって大きく変動します。
1. 該当する法律と法定刑
この事件は「性的姿態撮影等処罰法」(通称「撮影罪」)違反の疑いが持たれています。
- 法定刑:3年以下の拘禁刑(※)または300万円以下の罰金
(※2025年6月1日に施行された改正刑法により、従来の「懲役刑」と「禁錮刑」は「拘禁刑」に一本化されました。)
2. 量刑を判断する上で考慮される点
今回の事件報道から、量刑に影響を与えうる要素は以下の通りです。
- 犯行の態様電車内という公共の場所での犯行であり、悪質と判断されやすいです。
- 被害者被害者が女子高校生、つまり未成年者である点も考慮される可能性があります。
- 余罪の有無報道では「同様の画像や動画が数十点見つかった」とされています。
これが最大の焦点の一つです。
余罪が多数あり常習性が認められると、初犯であっても重く処罰される傾向があります。 - 社会的地位被疑者が「小学校の副校長」という公務員であり、かつ教育者という極めて高い倫理観を求められる立場であったことは、社会的影響の大きさから、情状面で不利に働く(=刑が重くなる方向に働く)可能性が高いです。
- 示談の成否被害者(女子高校生)側と示談が成立し、被害届が取り下げられれば、不起訴(起訴猶予)となる可能性が高まります。
しかし、面識がなく、被害者が未成年であるため、示談交渉は難航することも予想されます。 - 前科・前歴報道からは不明ですが、もし同種の盗撮による前科・前歴があれば、実刑(刑務所に収監される)判決の可能性も出てきます。
3. 想定される処分のシナリオ
上記の要素を踏まえ、いくつかのシナリオが想定されます。
シナリオA:不起訴(起訴猶予)
- 条件:これが初犯であり、被害者側と速やかに示談が成立し、被害届が取り下げられた(あるいは宥恕[ゆうじょ:許し]が得られた)場合。
- 内容:裁判は開かれず、前科はつきません(ただし前歴は残ります)。
- 可能性:余罪が「数十点」と多いことから、示談が成立しても検察官が「常習性あり」と判断し、起訴する可能性も残ります。
シナリオB:略式起訴(罰金刑)
- 条件:初犯であり、示談が成立しなかった、あるいは示談は成立したが検察が常習性を考慮して起訴した場合。
- 内容:公開の裁判は開かれず、書類審査のみで罰金刑(例:30万円~100万円程度)が科されます。この場合、前科がつきます。
シナリオC:公判請求(正式裁判)
- 条件:
- 初犯だが、余罪数十点という常習性が極めて悪質と判断された場合。
- 被害者との示談が全く成立しなかった場合。
- 同種の盗撮による前科がある場合。
- 内容:公開の法廷で裁判が開かれます。
- 想定される判決:
- 執行猶予付き拘禁刑:(例:拘禁刑1年6月、執行猶予3年など)。今回のケースで最も可能性のあるシナリオの一つです。
- 実刑判決:同種の前科が複数回あるなど、特に悪質な場合は、執行猶予がつかずに刑務所に収監される可能性もあります。
4. 刑罰以外の処分(行政処分)
刑事罰とは別に、被疑者は東京都の公務員(小学校副校長)であるため、地方公務員法に基づく懲戒処分の対象となります。
- 盗撮(性犯罪)は、公務員の信用失墜行為の中でも特に重い処分が科されます。
- 今回のケースでは、逮捕・起訴の有無にかかわらず、事実関係が確認され次第、懲戒免職(クビ)となる可能性が極めて高いです。
阿部貴之容疑者の勤務先
東京都内の小学校に勤務し、阿部容疑者は副校長です。
※ネットでは勤務先小学校名の情報が掲載されておりましたが、確証はありませんので、本記事では掲載いたしません。
阿部貴之容疑者の自宅住所
埼玉県所沢市山口
阿部貴之容疑者の家族構成
阿部容疑者は51歳と報道されていますので、妻や子供がいる、独身で一人住まい、あるいは年老いた両親と同居していることなどが想定されます。
阿部貴之容疑者のプロフィール・学歴
現時点では不明です。
今後の捜査の進展や裁判で明らかになると思われます。
阿部貴之容疑者のSNS
facebook、X、Instagramに同性同名のアカウントが多数ありました。
現段階では特定できておりません。
SNSの声

SNSに寄せられたコメントの要約です。
- 衝撃と非難:
51歳の小学校副校長という教育的・指導的立場にある人物が、「下着が見たかった」という動機で盗撮(性的姿態撮影)を行い逮捕されたことに、強い呆れや怒りの声が上がっています。 - 常習性の指摘:
スマートフォンから同様の画像や動画が数十点見つかった点から、常習犯であると見られています。
地位や職を失うリスクよりも欲望を優先した点について、依存症(病気)なのではないかと推測する意見もあります。 - 教員不祥事の頻発:
この事件だけでなく、直近1週間ほどで盗撮、わいせつ行為、セクハラ、横領などで逮捕・処分された教員が全国で相次いでいることが指摘されています。
「教師の盗撮ウイルスが蔓延している」と皮肉る声もあり、教員全体への不信感が広がっています。 - 真面目な教員への同情:
一方で、多くの真面目な教員が(不祥事を起こした教員と)同類に見られてしまうのは気の毒だ、という意見も見られました。 - 結末の予測:
教育者としての資質を著しく欠いており、懲戒免職は免れず、地位や退職金などすべてを失うだろうと予測されています。 - 対策の提案:
対策として、女子生徒の制服をスラックスにする、男性教員を減らし女性比率を高める、といった意見も出ています。
本事件のまとめ
- 東京都の小学校副校長(51)が盗撮容疑で逮捕された。
- 9月2日、電車内で女子高校生のスカート内をスマホで動画撮影した疑い。
- 「高校生の下着が見たかった」と容疑を認めている。
- 別の盗撮事件の捜査で浮上し、職務質問を受けて発覚した。
- 押収されたスマホから、同様の画像や動画が数十点見つかった。

今後の捜査を見守りたいと思います。






















