不同意わいせつ容疑で栃木県の67歳教員が逮捕されました。
事件概要

- 逮捕された人物: 栃木県西部にある公立学校の教員、小室幸市 容疑者(67歳)
- 逮捕日: 10月9日(木)
- 容疑: 不同意わいせつの疑い
- 事件の概要: 10月上旬、栃木県西部の建物内で、面識のある10代少女の体を触るわいせつな行為をした疑い
- 事件発覚の経緯: 被害少女の関係者が警察に被害を申告したことで発覚
- 容疑者の供述: 「(体を)触ったことは間違いない」と行為自体は認めている。しかし、「相手が触ってほしいと思っていたので触った」などと述べ、容疑を否認している
「不同意わいせつ」とは

2023年7月13日に施行された改正刑法によって新しく作られた犯罪です。
ひと言でいうと、文字通り「相手の真実の同意がない状態」でわいせつな行為をすることを罰する法律です。
重要なポイントは以下の通りです。
1. これまでの法律との大きな違い
以前は、「強制わいせつ罪」という罪がありました。これを適用するには、加害者が「暴行や脅迫」を用いて、被害者の抵抗を著しく困難にさせたことを証明する必要がありました。
しかし、これでは以下のような問題がありました。
- 恐怖で体が動かなくなって抵抗できなかった場合、罪に問えないことがある。
- 上司と部下、教師と生徒のような力関係で、逆らえなかった場合も罪にならないことがある。
- 被害者が「どれだけ抵抗したか」が焦点になり、被害者に大きな負担がかかっていた。
そこで、「暴行・脅迫」があったかどうかではなく、「相手が本当に同意していたか」を重視する「不同意わいせつ罪」に変わりました。
2. 「同意がない」とは具体的にどういう状態か?
法律では、「同意しない意思」を形成したり、表明したり、全うすることが難しい状態を8つ挙げています。
これらの状態でわいせつな行為をすれば、たとえ暴力がなくても犯罪となります。
具体的には、以下のような状況です。
- 暴行または脅迫を用いる
- 心身の障害(病気や怪我など)を利用する
- アルコールや薬物の影響下におく
- 睡眠その他の意識が明瞭でない状態にする
- 同意しない意思を表明する時間を与えない(不意打ちなど)
- 恐怖や驚きで怖がらせる
- 虐待を受けているような関係性を利用する
- 経済的・社会的関係上の地位を利用する(上司、教師、医者など)
例えば、「相手が酔っ払って正常な判断ができない状態なのにわいせつな行為をする」「上司が解雇をほのめかして部下にわいせつな行為をする」といったケースも、この法律で罰せられることになります。
3. 罰則(刑罰)
不同意わいせつ罪の刑罰は「6ヶ月以上15年以下の拘禁刑(こうきんけい)」です。
※拘禁刑は、2025年から懲役と禁錮を一本化した新しい刑罰です。
「不同意わいせつ罪」は、被害者が抵抗したかどうかではなく、真に同意していない状態で行われる一切のわいせつ行為を罰するために作られた、より被害者の実情に寄り添った新しい法律です。
これにより、これまで罪に問いにくかった多くの性被害が処罰の対象となりました。
容疑者の勤務先
容疑者の勤務先は鹿沼市立の学校、被害者は10代の女性と報道されていますので、小学校高学年から高校に在籍する生徒が被害にあったと想定されます。
また、小室容疑者は67歳という年齢から定年退職後の再任用教員と想定されます。
容疑者の自宅住所
鹿沼市上殿町
容疑者の家族構成、SNS
現時点では、公開されていません。
今後、起訴、裁判となれば、顔写真含め詳細な情報が報道されると思われます。
SNSの声
以下にSNSのコメントを要約しました。
容疑者の供述(言い訳)に対する強い批判と不信感
- 「相手が触ってほしいと思った」という供述に対し、「あり得ない」「気持ち悪い」「見苦しい言い訳」といった非難が殺到しています。
- 「なぜ10代の少女が67歳の男に触られたいと思うのか」と、常識的に考えられない身勝手な解釈だと呆れる声が多数を占めています。
- この発言から、「過去にも教員の立場を悪用し、泣き寝入りした生徒に対して『相手も望んでいた』と都合よく解釈してきた常習犯ではないか」と推測する意見が多く見られます。
教員という職業全体への不信感と制度への批判
- 「また教員か」「先生は変態ばかり」といった、教員全体へのイメージ悪化を嘆く、あるいは断定するコメントが散見されます。
- 容疑者が67歳であることから、定年後の再雇用制度の問題点を指摘する声が上がっています。
「教員不足のため、問題のある人物でも再雇用せざるを得ないのでは」という意見です。 - 「教師不足の根本原因を解決せず、安易な再雇用に頼るから悪循環になる」という教育行政への批判も見られます。
- 対策として、「男性教員をAIに置き換えるべき」「全教員に性癖検査を義務付けるべき」といった過激な意見も出ています。
栃木県の教育委員会や行政への批判
- 「栃木県教育委員会は隠蔽体質だ」という指摘や、過去の不祥事を引き合いに出し、県全体のガバナンスの欠如を問題視するコメントがあります。
- 「行政に相談しても『モンスターペアレント』扱いされて対応してもらえない」といった、具体的な不満を訴える声も見られます。
社会的な影響と様々な視点
- 「自分の子供もいつか被害に遭うかもしれないと、諦めにも似た慣れを感じて怖い」という保護者の不安な心境を吐露するコメントがあります。
- ごく少数ですが、「(容疑者は)そんなことをする人ではない」というかばうような元教え子のコメントや、「報道が一方的かもしれない」と慎重な見方を示す意見もあります。
- 一部には、「ストレスの多い教員のプライベートのなさが原因では」と分析する声や、逆に「生徒が嫌いな教員を陥れるために嘘をつく可能性もある」といった、別の視点からの意見も見られました。
- 「大部分の真面目な教員が、一部の不祥事によって偏見の目で見られるのが気の毒だ」という同情的な意見もあります。
まとめ:【顔画像】小室幸市の勤務先職場はどこ?自宅住所と共に特定か
- 栃木県鹿沼市で、67歳の再任用とみられる公立学校教員が、10代少女の体を触ったとして「不同意わいせつ」の疑いで逮捕されました。
- 容疑者は体を触った行為自体は認めつつ、「相手が触ってほしいと思っていた」と供述し、容疑を否認しています。
- この「不同意わいせつ罪」は2023年に新設された法律で、従来の「暴行・脅迫」の有無ではなく、相手の真の「同意がなかった」ことを罰するものです。
- SNSでは、容疑者の身勝手な供述に「あり得ない」「気持ち悪い」といった強い非難が殺到しており、常習性を疑う声も上がっています。
- この事件をきっかけに、教員全体への不信感や、教員不足による安易な再雇用制度、栃木県教育委員会の体質など、制度的な問題点を批判する声が広がっています。

教員による事件が後を絶ちません。
今後の捜査を見守りたいと思います。

















