
大阪府岸和田市の商店街で、警察官をボンネットに乗せたまま約700mも爆走するという映画さながらの衝撃的な事件が発生しました。
逮捕されたのは無免許運転をしていた40歳の男で、逃走中の緊迫した様子は防犯カメラにも鮮明に記録されています。
本記事では、身勝手な動機で引き起こされた事件の全容と、今後の裁判で焦点となるポイントを詳しく解説します。
事件の概要

- 大阪府岸和田市の商店街で、警察官を車ではねてボンネットに乗せたまま走行し、振り落として逃走した事件が発生。
- 殺人未遂と公務執行妨害の疑いで、住居不詳・無職の久保泰範容疑者(40)を逮捕。
- 事件当時、久保容疑者は通行禁止時間帯の商店街を走行しており、巡査部長(31)の停止命令を無視して急加速した。
- 警察官をボンネットに乗せた状態で、住宅街を蛇行や右左折を繰り返しながら約700メートルにわたって逃走。
- 防犯カメラには、警察官がフロントガラスを叩いて停止を求める様子や、車が急加速する緊迫した場面が記録されていた。
- 振り落とされた警察官は、両手足の打撲やすり傷などの軽傷を負った。
- 逃走に使われた車は久保容疑者の家族名義で、隣接する貝塚市内に乗り捨てられているのが見つかった。
- 車内には当時、高齢の女性が同乗していたことが判明している。
- 久保容疑者は当時、運転免許が失効しており、無免許の状態で運転。
- 調べに対し「やったことは間違いないが、殺意はなかった」と述べ、殺人未遂の容疑については否認している。
犯行動機
現時点では不明ですが、今後の捜査で明らかになると思われます。
犯行現場

大阪府岸和田市の商店街です。
本事件で想定される刑罰・量刑

本事件で想定される刑罰や量刑のポイントを整理しました。
この事件は、「殺人未遂」という非常に重い罪名で逮捕されており、今後の捜査で「殺意(死んでも構わないという認識)」が認められるかどうかが最大の焦点となります。
1. 適用される可能性がある罪名と法定刑
複数の罪に問われる「併合罪」となる可能性が高く、その場合の法定刑は以下の通りです。
| 罪名 | 条文 | 法定刑(本来の重さ) |
| 殺人未遂罪 | 刑法199条・203条 | 死刑、無期もしくは5年以上の拘禁 |
| 公務執行妨害罪 | 刑法95条 | 3年以下の拘禁、または50万円以下の罰金 |
| 無免許運転 | 道路交通法117条の2の2 | 3年以下の拘禁または50万円以下の罰金 |
[補足] 殺人未遂罪の減軽について
殺人が未遂に終わった場合、刑法43条により刑を減軽(軽く)することができます。
しかし、この事件のように「警察官をボンネットに乗せて700m走行」という行為は極めて危険視されるため、大幅な減軽は期待しにくい側面があります。
2. 量刑(実際の刑期)を左右する重要ポイント
裁判になった際、以下の要素が刑の重さを決定します。
重くなる要因(加重要素)
- 犯行の危険性: 時速や蛇行運転の有無。700メートルという長距離を走行し続けた点は、生命への危険が極めて高いと判断されます。
- 悪質性: 通行禁止の商店街を走行し、検問を逃れるために警察官をはね飛ばそうとした点。
- 無免許運転: 免許失効中という、法を軽視した状態での運転。
- 前科の有無: 同様の交通違反や刑事罰の有無。
軽くなる要因(軽減要素)
- 被害の程度: 警察官が幸いにも「軽傷」で済んだこと。
- 殺意の否定: 容疑者が「殺すつもりはなかった(単に逃げたかった)」と主張しており、これが認められた場合は「公務執行妨害致傷罪」や「傷害罪」へ罪名が切り替わり、刑期が短くなる可能性があります。
3. 想定される量刑の目安
現時点での報道内容から推測される量刑の傾向です。
- 殺人未遂罪が認められた場合:
拘禁 5年 〜 7年前後(実刑)
警察官を振り切るための危険な走行は、裁判員裁判の対象となる可能性もあり、初犯であっても厳しい実刑判決が出る傾向にあります。 - 殺意が否定され、傷害罪等になった場合:
拘禁 2年 〜 3年(実刑、または情状により執行猶予)
ただし、無免許運転が重なっているため、執行猶予がつかずに実刑となる可能性も十分にあります。
この事件は防犯カメラに決定的な証拠が残っているため、犯行の様態(いかに危険であったか)が厳しく追及されることになるでしょう。
久保泰範容疑者の勤務先
久保容疑者は、無職と報道されています。
久保泰範容疑者の自宅住所
住居不詳と報道されています。
久保泰範容疑者の家族構成
久保容疑者は、40歳という年齢であることから
- 結婚していて、妻や子供がいる。
- または、独身で一人住まい。
- あるいは、両親と同居している。
などが考えられます。
久保泰範容疑者のプロフィール・学歴
現時点では不明です。
今後の捜査の進展や裁判で明らかになると思われます。
詳細判明次第、追記いたします。
久保泰範容疑者のSNS
- Instagram:
同姓同名のアカウントはありませんでした。 - X:
同姓同名のアカウントがありました。 - facebook:
同姓同名のアカウントはありませんでした。
現時点では、特定できておりません。
その他、仮名で登録されている可能性もあります。
あるいは、SNSを活用していない可能性もあります。
SNSの声

本事件に関して、SNSに寄せられた声をまとめました。
犯行の悪質性と容疑者への批判
- 遵法精神の欠如: 無免許運転、通行禁止道路の走行、さらには警察官をボンネットに乗せたまま逃走するという一連の行動に「極めて悪質」「社会に放つべきではない」との怒りが集中しています。
- 「殺意」の否定に対する反論: 容疑者は殺意を否定していますが、コメントでは「人を乗せたまま急加速・蛇行すればどうなるか分かるはず」「未必の故意(死んでも構わないという認識)が成立する」との見方が大半です。
- 背景への推測: 助手席の高齢女性は母親ではないかという推測が多く、親を乗せていながらこれほど短絡的で危険な暴走をしたことへの驚きや呆れの声が上がっています。
被害に遭った警察官への反応
- 安堵と称賛: 映像を見た人々からは「映画のようだった」「一歩間違えれば命がなかった」と、警察官が軽傷で済んだことへの安堵と、職務を全うしようとした勇敢さを称える声が出ています。
- 職務執行の安全性: 一方で、自身の身を守るために「無理に飛び乗らず、後から捜査して逮捕する形でも良かったのではないか」という受傷事故防止の観点からの意見も散見されます。
警察・司法への要望と比較
- 厳罰を求める声: 殺人未遂、公務執行妨害、無免許運転の併合罪として、実刑を含めた重い刑罰を科すべきだという意見が非常に強いです。
- 海外との比較: 「アメリカならその場で射殺されていてもおかしくない事案」という指摘があり、日本の警察の拳銃使用のあり方や、日本の司法の甘さを疑問視する声もあります。
- 警察の姿勢への皮肉: 「身内(警察官)が被害に遭うと捜査が早い」といった、一般市民の事件に対する対応との差を指摘する冷ややかな視点も一部で見られました。
制度や技術への提案
- 再発防止策: 無免許運転を防ぐために「免許証を差し込まないとエンジンがかからない仕組み」などの技術的対策を求める声が上がっています。
- 司法制度の変革: 「逃げ得」を許さないよう、警察の制止を振り切って逃走を試みた時点でより重い罪を適用できるよう法整備を求める意見もありました。
本事件のまとめ
大阪府岸和田市で発生した警察官への殺人未遂事件について、主要なポイントをまとめました。
- 発生場所: 大阪府岸和田市の「岸和田駅前通商店街」で発生。
- 逮捕容疑: 殺人未遂と公務執行妨害の疑いで久保泰範容疑者(40)を逮捕。
- 犯行の端緒: 通行禁止時間帯の商店街を走行中、警察官の停止命令を無視。
- 衝撃の光景: 警察官をボンネットに乗せたまま、約700メートルにわたり逃走。
- 危険な運転: 住宅街を蛇行や右左折し、警察官を振り落とそうと暴走。
- 被害状況: 振り落とされた巡査部長は、両手足に打撲などの軽傷。
- 無免許発覚: 容疑者は運転免許が失効しており、当時「無免許運転」だった。
- 同乗者の存在: 助手席には家族とみられる高齢女性が乗っていた。
- 証拠映像: 防犯カメラには警察官がフロントガラスを叩く緊迫の場面が記録。
- 容疑者の主張: 行為は認めるが「殺意はなかった」と一部容疑を否認。

今後の捜査の進展を見守りたいと思います。












