
東京都墨田区の風俗店で、冷蔵庫から切断された乳児の遺体が見つかるという凄惨な事件が発生しました。
生後数ヶ月の命がなぜバラバラにされ、タッパーに隠されていたのか。
猟奇的な犯行の裏に見え隠れする社会の闇と、現在判明している事件の全貌をまとめます。
事件の概要

- 事件概要:
東京都墨田区の風俗店にある冷蔵庫から、切断された乳児の遺体の一部が発見されました。 - 発見の経緯:
6日午後9時ごろ、店の男性従業員が冷蔵庫を清掃中に発見し、110番通報しました。 - 遺体の状況:
冷蔵庫の上段(冷凍庫)から以下の部位が見つかっています。
- 頭部:ポリ袋に入った状態
- 腕や足:タッパーに入った状態
- その他:胴体は見つかっておらず、性別は不明。生後数カ月~1年以内の乳児とみられます。
- 現場:
JR錦糸町駅近くの繁華街にあるビル2階。風俗店の事務所兼、従業員の待機場所として使われていました。 - 捜査方針:
警視庁は死体損壊・遺棄事件とみて、詳しい状況を調べています。
犯行動機
現時点では容疑者が逮捕されておらず、警察による捜査中であるため確定的なことは言えませんが、過去の類似事件(乳幼児の死体遺棄・損壊事件)の傾向や、現場の状況から推察される主な動機・背景は以下になります。
1. 虐待死や事故死の隠蔽(発覚を恐れた)
- 状況: 泣き止まないことへのイライラによる突発的な暴行(虐待)や、ネグレクトによる衰弱死、あるいは不慮の事故で子供が死亡してしまった。
- 動機: 警察に通報すれば自分の責任(虐待や過失)が問われ、逮捕されることを恐れたため、遺体を隠そうとした可能性があります。
- 切断の理由: 遺体をそのまま運び出すと目立つ、あるいは冷蔵庫のスペースに入りきらないため、物理的に小さくするために切断したと考えられます。
2. 経済的困窮と養育能力の欠如
- 背景: 現場が風俗店の待機所であることから、容疑者が同店の従業員や関係者である可能性も視野に入ります。
経済的に不安定であったり、住居が定まっていなかったりする状況で、子供を育てきれなくなった(あるいは最初から望まない妊娠・出産だった)可能性があります。 - 動機: 子供の存在が仕事や生活の「邪魔」になり、殺害または遺棄に至ったケースです。
3. 遺体の「保存」と遺棄場所の欠如
- なぜ冷蔵庫か: 腐敗による「異臭」で事件が発覚することを防ぐため、冷凍庫を選んだ可能性が高いです。
- なぜ職場の冷蔵庫か:
- 自宅がない: ネットカフェやホテルを転々としており、遺体を隠せる私的な空間(自宅の冷蔵庫)を持っていなかった。
- 自宅ではバレる: 自宅に同居人(親やパートナー)がおり、隠し通せないため、自分が管理しやすい(あるいは誰もチェックしないと思った)職場の奥に隠した。
- 処分までの仮置き: いずれ別の場所に捨てるつもりだったが、機会を逸してそのまま放置されていた(タッパーに入れている点から、小分けにしてゴミとして捨てる計画だった可能性もあります)。
4. 精神的な混乱
- 産後うつや、追い詰められた精神状態で正常な判断ができなくなり、遺体をどうしていいかわからず、とりあえず腐敗しないように冷凍庫に入れたまま思考停止していた可能性もあります。
<特異な点>
通常、遺棄事件は人目につかない山中や自宅のクローゼットなどが選ばれがちですが、「他人も使う職場の冷蔵庫」に、しかも「タッパーに入れて」保管していた点は、犯人の切迫した状況や、あるいは異常なまでの麻痺した感覚(バレないという過信)を示唆しています。
犯行現場
乳児の遺体が発見された場所は、JR錦糸町駅近くの繁華街の一角にあるビルの2階の風俗店です。
乳児の遺体を風俗店で解体することは状況からして難しいと思いますので、犯人自宅または他所での犯行と思われます。
勤務先風俗店は?
各種情報から推察すると以下の住所近辺にある風俗店と思われます。
〒130-0022 東京都墨田区江東橋4丁目
店名まで特定されておりません。
今後の捜査の進展や裁判で明らかになると思われます。
詳細判明次第、追記いたします。
本事件で想定される刑罰・量刑

この事件は非常に猟奇的であり、遺体が「切断」されている点から、単なる遺棄事件よりも重い判断が下される可能性が高いです。
現時点では犯人が逮捕されておらず、「乳児が死亡した経緯(殺害か、事故・自然死か)」が明確ではないため、3つのシナリオに分けて想定される罪と量刑を解説します。
※一般的な法解釈と過去の類似判例に基づく目安です。
1. 殺害して遺棄した場合
(殺人罪+死体損壊・遺棄罪)
最も重いケースです。
もし犯人が乳児を意図的に殺害し、その発覚を免れるために切断・遺棄したと認定された場合です。
- 適用される罪
- 殺人罪(刑法199条):死刑、無期懲役、または5年以上の懲役
- 死体損壊・遺棄罪(刑法190条):3年以下の懲役
- 量刑の相場:懲役10年 ~ 15年程度
- 解説:
被害者が1名(乳児)の場合、成人の殺人事件よりは軽くなる傾向(懲役7~10年程度)がありますが、本件は「遺体を切断している」という点が極めて悪質と判断されます。
死者の尊厳を著しく冒涜する行為として、量刑が加算される可能性が高いです。
- 解説:
2. 虐待や放置で死亡させた後に遺棄した場合
(傷害致死 or 保護責任者遺棄致死+死体損壊・遺棄罪)
殺意はなかったものの、暴行(虐待)を加えて死なせた、あるいは食事を与えず放置して死なせた場合です。
- 適用される罪
- 傷害致死罪(刑法205条):3年以上の有期懲役
- 保護責任者遺棄致死罪(刑法219条):3年以上の有期懲役
- 死体損壊・遺棄罪
- 量刑の相場:懲役6年 ~ 10年程度
- 解説:虐待の期間や程度によりますが、救護措置をとらずに切断作業を行っていることから、反省の情が薄いとみなされ、執行猶予のつかない実刑判決になる可能性が極めて高いです。
3. 事故や自然死だったが、隠すために遺棄した場合(死体損壊・遺棄罪のみ)
乳児が突発的な病気や事故で死亡し、パニックになった、あるいは発覚を恐れて遺棄した場合です。
通常、警察はまずこの容疑で捜査を進めます。
- 適用される罪
- 死体損壊・遺棄罪(刑法190条):3年以下の懲役
- 量刑の相場:懲役1年6ヶ月 ~ 2年6ヶ月(実刑の可能性あり)
- 解説:通常、単なる死体遺棄(埋める、隠すなど)であれば、初犯なら執行猶予(刑務所に行かなくて済む)が付くケースが多いです。
- 注意点:しかし、本件は「切断(損壊)」を伴っています。
タッパーに入れるために手足を切るという行為は、常軌を逸しており社会的影響も大きいため、たとえ殺していなくても「執行猶予なしの実刑」、あるいは限りなく上限に近い(懲役3年)求刑がなされる可能性があります。
量刑を左右する重要なポイント
裁判になった場合、以下の点が重視されます。
- 「切断」の悪質性:
単に放置したのではなく、刃物等を使って遺体を加工している点は、裁判官に非常に悪い心証を与えます。
「発覚を防ぐためなら何でもやる」という身勝手さが強調されます。 - 死因の特定:
警察・検察は、司法解剖によって「生きていた時に受けた傷(生活反応)」があるかを調べます。
もし生前に暴行を受けた痕跡や、首を絞められた痕跡があれば、殺人や傷害致死として立件され、刑は重くなります。 - 犯人の精神状態:
産後うつや知的障害の有無などが考慮される場合がありますが、切断という「合理的かつ手間のかかる作業」を行っているため、完全な責任能力なし(無罪)と認められるハードルは高いと考えられます。
まとめ
遺体が切断されているため、単なる遺棄事件として終わることはなく、懲役刑(実刑) が科される可能性が高い重大事件です。
今後の「死因」の特定が量刑を決定づける最大の鍵となります。
犯人の勤務先
犯人は東京都墨田区の風俗店の従業員、あるいは風俗店の関係者であることも想定されます。
SNSの声

本事件に関して、SNSに寄せられた声をまとめました。
【妊娠中絶と自己責任に関する議論】
- 「仕事(風俗)で子供ができ、処分に困るくらいなら、妊娠が分かった時点で中絶処置をするべきだった」「命の大切さが分かっていない」とする批判的な意見が投稿されました。
- これに対し、風俗店で働く女性の多くが経済的困窮や、知的ハンディキャップ(境界知能など)、精神的な未熟さを抱えている現実があるとの指摘がなされました。
- 「正論としては正しいが、中絶費用さえ捻出できない貧困層や、妊娠に気づけない、あるいは適切な相談機関にアクセスできない人々がいる」という、自己責任論では片付けられない環境要因が強調されています。
- 22週という中絶可能な期間を過ぎてしまった可能性や、避妊や中絶の知識が乏しい層へのセーフティネット(赤ちゃんポストなど)の不足を嘆く声も挙がっています。
【被害乳児の月齢と犯行動機への推察】
- 報道にある「生後数ヶ月~1年」という情報から、産み落としの遺棄ではなく、一定期間は育児が行われていた事実が重視されています。
- 「直後に捨てたわけではなく、育てようとした形跡がある」ことから、当初は愛情があった、あるいは育てる意思があったものの、生活苦や育児ノイローゼで行き詰まったのではないかとの見方が示されました。
- 殺意を持った殺害ではなく、不慮の事故や虐待による死亡(過失致死)を隠蔽するために、パニック状態で遺体の損壊・遺棄に至ったのではないかという推測が多く見られます。
【男性側・顧客側の責任追及】
- 女性側だけを責める風潮に対し、避妊をしない顧客や、父親である男性側の責任を問う声が多数上がっています。
- 「風俗という職業上、避妊を拒否されるケースがある」「種を植え付けた男も同罪である」とし、DNA鑑定を行って父親を特定し、養育費や法的責任を負わせる仕組みが必要だという議論が展開されています。
- 妊娠・出産のリスクを女性のみが負い、男性側が逃げ得となる社会構造への憤りが表明されています。
【遺体損壊という手段の異常性】
- 事情や背景に同情する声がある一方で、「遺体を切断してタッパーに入れる」という行為そのものの猟奇性、異常性には強い嫌悪感と衝撃が走っています。
- 「単なる遺棄(置き去り)とは次元が違う」「我が子をバラバラにする精神状態は理解の範疇を超えている」とし、犯人の精神疾患や薬物使用の影響を疑う意見も見られます。
- 職場の冷蔵庫という「他人の目に触れる可能性のある場所」に保管していた点から、犯人の判断能力が著しく欠如していたか、あるいは店に対する何らかの報復や当てつけの意図があったのではないかという憶測もなされています。
【社会福祉と再発防止への提言】
- 現状の社会システムでは救えない層がいることを前提に、予期せぬ妊娠をした女性が匿名で出産・委託できる「内密出産」や「赤ちゃんポスト」の拡充を求める意見が多く寄せられました。
- 風俗店側に対しても、従業員の健康管理や避妊の徹底、定期的な検診を義務付けるべきだという意見や、雇用主が妊婦を働かせていた管理責任を問う声も上がっています。
本事件のまとめ
- 東京都墨田区の風俗店の冷蔵庫から、切断された乳児の遺体の一部が発見された。
- 12月6日夜、冷蔵庫を清掃していた男性従業員が発見し110番通報した。
- 冷凍庫内から、ポリ袋に入った頭部と、タッパーに入れられた手足が見つかった。
- 遺体は生後数カ月から1歳未満とみられ、性別は不明、胴体部分は見つかっていない。
- 現場はJR錦糸町駅近くのビル2階で、従業員の待機場所として使われていた。
- 警視庁は死体損壊・遺棄事件として、店関係者を中心に捜査を進めている。
- 一定期間育てられた形跡があるため、育児中の事故や虐待死を隠蔽した可能性がある。
- 遺体を切断しタッパーで保管するという猟奇的な手口が、社会に強い衝撃を与えている。
- ネット上では、母親の責任論に加え、貧困や知的ハンディキャップなどの背景が議論されている。
- 風俗店という環境から、避妊をしない客や父親である男性側の責任を問う声も多い。

今後の捜査の進展を見守りたいと思います。














