「バーベキュー」を名目に男児を誘い出しわいせつ行為に及んだとして、元小学校教諭で塾講師の男（75）が逮捕されました。
驚くべきことに、男は過去に世間を震撼させた「男児ポルノ事件」で有罪判決を受けていた再犯者でした。
なぜ彼は再び子供の前に現れたのか、事件の全容と許されざる背景をまとめます。
目次
事件の概要
田中耕一郎容疑者
田中耕一郎容疑者
- 事件概要
- 警視庁は12月9日、東京都八王子市の塾講師・田中耕一郎容疑者（75）を不同意わいせつの疑いで逮捕した。
- 容疑者は元小学校教諭である。
- 犯行内容
- 10月上旬、東京都あきる野市の秋川河川敷で、バーベキュー名目で誘い出した男子小学生（12）に対し、わいせつな行為をした疑いが持たれている。
- 川遊びをした男児らに「濡れた下着を脱いで絞ったほうがいい」と促し、全裸になった男児に「包帯でふんどしをしてみるか」と声をかけ、包帯を巻く際に下半身を触ったとされる。
- 発覚の経緯
- 被害男児と容疑者がスマートフォンで通話していることに母親が気づき、不審に思って警視庁に相談したことで発覚した。
- 容疑者の供述
- 調べに対し「故意には触っていない」と容疑を否認している。
- 一方で、「小学校高学年から中学2年生くらいの男の子を見るとワクワクする」「ヌーディスト村にいる気分で興奮した」などと性的嗜好を認める供述もしている。
- 過去の前歴
- 田中容疑者は平成29年（2017年）にも、男児ポルノ愛好家グループ（教員ら男6人）の事件で逮捕され、懲役3年・執行猶予4年の判決を受けていた。
- 当時のグループは子供向けキャンプなどを悪用し、男児100人以上が被害に遭ったとされる。
犯行動機
男児に対するわいせつ目的です。
詳細は、今後の捜査の進展や裁判で明らかになると思われます。
詳細判明次第、追記いたします。
犯行現場
東京都あきる野市の秋川河川敷です。
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本事件で想定される刑罰・量刑
本件（田中耕一郎容疑者による不同意わいせつ事件）において想定される罪名と量刑、および実刑の可能性について解説します。
※あくまで過去の判例や一般的な法解釈に基づいた予測となります。
1. 適用される罪名と法定刑
2023年7月の刑法改正により、本件には「不同意わいせつ罪（刑法176条）」が適用されます。
- 要件： 被害者が13歳未満の場合、同意の有無や暴行・脅迫の有無にかかわらず、わいせつな行為をした時点で成立します。
- 法定刑： 6ヶ月以上10年以下の拘禁刑（懲役）
2. 量刑を左右する重要な要素
本件において、量刑判断に大きな影響を与えると推測される要素は以下の通りです。
- 【極めて重い要素】同種の前科があること
- 報道によると、容疑者は平成29年（2017年）に同様の男児へのわいせつ事件で「懲役3年・執行猶予4年」の判決を受けています。
- すでに執行猶予期間は経過していると思われますが、「性犯罪の再犯」である点は裁判所の心証を著しく悪化させます。
更生の機会を与えられたにもかかわらず再び犯行に及んだことから、「常習性が高い」「再犯の恐れが極めて強い」と判断される可能性が高いです。
- 計画性と手口の悪質性
- 「バーベキュー」という名目で誘い出す、川遊びを利用して衣服を脱がせる、「包帯でふんどし」といった言葉でごまかすなど、判断能力の低い子供を巧みに誘導するグルーミング（手なずけ）行為が見られます。
- 被害者の年齢
- 12歳という、性的判断能力が未熟な児童を対象としているため、悪質性が高いとみなされます。
- 容疑の否認
- 「故意には触っていない」と否認していますが、一方で「興奮した」と性的嗜好を認める供述もしています。
客観的証拠（接触の事実など）が固まった場合、否認は「反省の情がない」と判断され、量刑が重くなる要因となります。
3. 想定される判決（予測）
結論として、執行猶予のつかない「実刑判決」となる可能性が極めて高いと考えられます。
- 量刑の目安： 懲役2年 〜 4年程度の実刑
- 初犯であれば執行猶予が付くケースも多い罪名ですが、本件は同種前科がある再犯です。
- 前回が「懲役3年（執行猶予付き）」であったことを踏まえると、今回はそれと同等か、あるいは前回の反省が活かされていないとして、より重い実刑（刑務所への収監）が選択されるのが一般的です。
- 執行猶予の可能性について
- 前回の執行猶予期間が満了しているため、法律上は再び執行猶予を付けること自体は不可能ではありません。
しかし、児童性犯罪に対する近年の厳罰化の傾向と、常習的な性的嗜好が見られることから、再び社会内で更生させる（執行猶予にする）判断が下される可能性は低いでしょう。
4. 今後の捜査のポイント
警察は自宅から記録媒体を押収しており、余罪の有無を確認しています。
仮に、今回の男児以外にも被害者がいたり、画像等の証拠が出てきたりした場合は、再逮捕・追起訴され、刑期がさらに加算される（併合罪）可能性があります。
田中耕一郎容疑者の勤務先
田中容疑者は塾講師ですが、どこの塾の講師なのか勤務先までは特定されておりません。
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田中耕一郎容疑者の自宅住所
東京都八王子市寺田町
