1999年に発生した「名古屋西区主婦殺害事件」の容疑者として、26年ぶりに安福久美子容疑者(69)が逮捕されました。
被害者・高羽奈美子さんの夫と同級生だったという事実に加え、安福容疑者自身の家族構成、特に夫や息子の存在に大きな注目が集まっています。
この記事を読むことで、以下の点が明らかになります。
- 安福久美子容疑者に夫や息子がいたのか、という家族構成に関する証言
 - 安福容疑者本人が語っていた「主婦業」の実態
 - 被害者の息子と安福容疑者の息子が「同い年」である可能性についての情報
 - 逮捕時の供述から見える家族の存在
 
安福久美子容疑者の家族構成:夫と息子の存在

26年もの間、未解決事件の犯人として潜伏していた安福久美子容疑者。
彼女は孤独な生活を送っていたわけではなく、夫や息子と共に「家族」として暮らしていた可能性が、複数の証言から浮かび上がっています。
近隣住民が証言する「家族4人暮らし」
安福容疑者は逮捕時、名古屋市港区東海通5丁目の戸建て住宅に住んでいました。
この自宅には、彼女一人ではなく、家族と共に暮らしていたと見られています。
近隣住民の証言によれば、「10年ほど前に家族で今の戸建てに引っ越してきた」とされています。
また、一部の報道では「夫や息子と4人家族で暮らしていた」という具体的な情報も伝えられています。
逮捕の報に際し、近隣住民は
「会えばあいさつしてくれる優しい人」
「まさかあの人が」
と一様に驚きを見せています。
このことは、彼女が地域社会の中で「普通の主婦」「優しい母親」として、少なくとも表面上は穏やかな日常生活を送っていたことを示しています。
26年間、凶悪事件の犯人であるという秘密を隠し通しながら、夫や息子と家庭生活を営んでいたとすれば、その二面性には計り知れないものがあります。
ただし、2025年11月現在、警察や主要な報道機関が、夫の氏名、職業、あるいは現在の同居状況について公式に発表した事実はありません。
本人が語った「主婦業」と「安福」姓
安福容疑者が結婚し、夫がいた可能性は、彼女自身の過去の発言からも裏付けられています。
事件の前年(1998年)、安福容疑者は被害者の夫・高羽悟さんと高校のテニス部OB会(同窓会)で再会しています。
その際、悟さんが妻子持ちであることを伝えると、安福容疑者は
「私も頑張って、仕事しながら主婦業をしている」
と答えたと、悟さん自身が記憶していました。
この「主婦業をしている」という発言が事実であれば、当時(1998年時点)すでに彼女には夫がいたことになります。
また、彼女の旧姓が「山口」であったことが報じられています。
現在の「安福」という姓は、結婚によって改姓したものであると考えるのが自然です。
これらの情報から、安福容疑者には夫が存在し、結婚生活を送っていたことはほぼ間違いないと見られます。
安福久美子容疑者の息子と被害者家族—二つの家庭の接点
安福容疑者に「息子」がいたという証言は、この事件の動機を考察する上で非常に重要な要素となっています。
特に、被害者家族の息子との年齢が近い可能性が指摘されており、憶測を呼んでいます。
「息子たち」と送った母親としての生活
安福容疑者の子供について、近隣住民からは「息子たち」という複数の存在を示唆する証言や、
「自分の子どもと安福さんの子どもが同じ学校だった」
という具体的な証言も出ています。
これらの証言が正しければ、安福容疑者は少なくとも一人以上の息子を育て上げた「母親」であったことになります。
彼女が69歳であることを考えると、その息子たちはすでに成人(20代〜40代)していると推測されます。
地域で子育てをし、子供を学校に通わせていたという事実は、彼女が(被害者の)高羽奈美子さんと同じく「母親」であり「主婦」であったという共通点を示しています。
被害者の息子と「同い年・同級生」だった可能性
最も注目されているのが、安福容疑者の息子の「年齢」です。
被害者・高羽奈美子さんの息子(高羽航平さん)は、事件当時(1999年11月)2歳でした。
そこから計算すると、2025年現在は28歳となります。
一部の報道やネット上では、安福容疑者の息子もこの被害者の息子と同年代、つまり「28歳前後」だったのではないか、という指摘が浮上しています。
もしこの推測が事実であれば、二人の息子は同じ年齢ということになります。
さらに、両家が比較的近い地域(名古屋市内)に住んでいたとすれば、同じ小学校や中学校に通う「同級生」であった可能性も否定できません。
現段階で、両家の息子同士に面識があった、あるいは同級生だったという事実は確認されていません。
しかし、もし安福容疑者が、一方的に好意を寄せていた高羽悟さんの息子と、自分の息子の成長をどこかで比較するような状況にあったとすれば、それが嫉妬や劣等感といった歪んだ感情を生み出す一因になったのではないか、という動機に関する憶測も広がっています。
この点は、事件の核心に迫る可能性があるため、今後の捜査や裁判で焦点の一つとなるかもしれません。
逮捕時の供述にみる家族の存在
安福容疑者の家族の存在は、彼女自身の逮捕時の供述によっても強く裏付けられています。
彼女は2025年に入り、警察から複数回の任意聴取とDNA型の提出を要請されていましたが、当初はこれを拒否し続けていました。
しかし10月に入って提出に応じ、鑑定結果が出る前日に自ら出頭しています。
その理由について、安福容疑者は
「家族に迷惑がかかるのが嫌だった」
「捕まるのが嫌だった」
という趣旨の供述をしていると報じられました。
この「家族に迷惑がかかる」という言葉は、彼女が守るべき対象としての「家族」(夫や息子)が確かに存在していたことを示しています。
26年間もの間、逃げ続けた理由の一つが、この家族の存在であったことは想像に難くありません。
一方で、彼女自身の両親や兄弟姉妹といった、生い立ちに関する家族情報はほとんど公表されていません。
裕福な家庭で育ち、大学に進学したといった断片的な情報のみで、彼女の人格形成に影響を与えた実家の詳細は謎に包まれたままです。
まとめ:安福久美子容疑者の家族構成
安福久美子容疑者の家族構成について、現在判明している情報をまとめました。
- 安福容疑者には夫がおり、結婚して「安福」姓になったと見られます。1998年の時点で本人も「主婦業をしている」と語っていました。
 - 近隣住民の証言から、夫と「息子たち」(複数いる可能性)と家族で暮らしていたとみられています。
 - 息子はすでに成人していると推測されますが、正確な人数や年齢は公表されていません。
 - 被害者の息子(2025年現在28歳)と安福容疑者の息子が同年代である可能性が指摘されていますが、現時点では憶測の域を出ません。
 - 逮捕時の「家族に迷惑がかかる」という供述からも、彼女に夫や息子といった守るべき家族がいたことが強く示唆されています。
 

今後の捜査を見守りたいと思います。














