
2025年12月24日のクリスマスイブ、福島県郡山市で女子中学生をはねてそのまま逃走するという卑劣なひき逃げ事件が発生しました。
被害に遭った中学生が冷静に車のナンバーを記憶していたことで、60歳の会社員の男が逮捕されましたが、救護義務を放棄した行為に厳しい非難の声が集まっています。
事件の経緯や容疑者の認否、ネット上の反応について詳しくまとめていきます。
事件の概要

事件の概要
- 発生日時: 2025年12月24日 午後6時ごろ
- 場所: 福島県郡山市並木の市道(交通量の多い幹線道路の交差点)
- 容疑者: 郡山市の会社員、本田光男容疑者(60)
- 容疑: ひき逃げ(道路交通法違反)および過失運転傷害の疑い
事故の状況
- 本田容疑者が十字路交差点を左折した際、青信号で横断歩道を渡っていた女子中学生と衝突し、そのまま現場から逃走した。
- 容疑者は当時、仕事先から会社に戻る途中だったとみられている。
被害の状況と逮捕の経緯
- 被害者: 買い物途中だった女子中学生。全身を打つなどのケガをしたが、命に別条はなく軽傷。
- 逮捕の決め手: 被害に遭った女子中学生が車のナンバーを覚えていたことから、警察が容疑者を特定した。
- 容疑者の認否: 調べに対し「間違いありません」と容疑を認めている。
事故原因
飲酒運転、前方・左方不注意などが考えられます。
本田容疑者は調べに対し「間違いありません」と容疑を認めています。
その他詳細は、今後の捜査の進展や裁判で明らかになると思われます。
事故現場

福島県郡山市並木の市道(交通量の多い幹線道路の交差点)
本事件で想定される刑罰・量刑

本事件(ひき逃げおよび過失運転傷害)で想定される刑罰と量刑、および行政処分について解説します。
一般的に、ひき逃げ事件は「救護義務違反」が加わるため、通常の交通事故よりも非常に重い責任を問われます。
1. 刑事罰(裁判で科される刑罰)
本事件では、主に以下の2つの罪名が適用されます。
これらは併合罪(複数の罪をまとめて処罰すること)となり、最も重い刑の1.5倍を上限として計算されます。
| 罪名 | 法律上の刑罰 | 内容 |
| 過失運転致死傷罪 | 7年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金 | 前方の不注視や左折時の安全確認不足による事故 |
| 救護義務違反(ひき逃げ) | 10年以下の懲役、または100万円以下の罰金 | 負傷者の救護や警察への報告を行わずに立ち去ったこと |
- 想定される量刑:
被害者が「軽傷」であることから、初犯で被害者との示談が成立した場合、
「懲役1年〜2年前後、執行猶予3年」
程度の判決が下されるケースが多いです。
ただし、飲酒運転の隠蔽などが疑われる場合や、示談が成立しない場合は、実刑(刑務所に入る)の可能性も出てきます。
2. 行政処分(免許に関する処分)
警察による点数制度に基づく処分です。
ひき逃げは「特定違反行為」として非常に高い点数が付けられます。
- 救護義務違反(ひき逃げ): 35点
- 不注意による事故(軽傷・専ら過失): 6点
- 合計:41点以上
【処分の内容】
- 免許取消し
- 欠格期間(免許を再取得できない期間):3年(前歴がない場合)
※青信号の横断歩道での事故は「過失が重い」と判断され、欠格期間がさらに延びる可能性があります。
3. 量刑を左右するポイント
裁判や処分において、以下の要素が今後の判断材料となります。
- 示談の成否:
被害者(女子中学生)側に対し、治療費や慰謝料を支払い、宥恕(ゆうじょ:寛大な心でゆるすこと)を得られるか。 - 逃走の悪質性:
「パニックになった」のか、「飲酒を隠すため」や「仕事を優先するため」などの身勝手な理由なのか。 - 事故の態様:
青信号の横断歩道という、歩行者が最大限保護されるべき場所での事故であるため、運転者の過失は非常に大きいとみなされます。 - 中学生の機転:
被害者がナンバーを覚えていたことで逮捕に至っています。
自ら出頭したわけではないため、反省の情の評価に影響する可能性があります。
今後の捜査で「なぜ逃げたのか」という動機が明らかになるにつれ、具体的な求刑が決まっていくことになります。
本田光男容疑者の勤務先
本田容疑者は会社員、と報道されていますが、勤務先までは特定されていません。
本田光男容疑者の自宅住所
福島県郡山市
本田光男容疑者の家族構成
本田容疑者は、60歳という年齢であることから
- 結婚していて、妻やすでに成人した子供がいる。
- または、独身で一人住まい。
- あるいは、かなり年老いた両親と同居している
などが考えられます。
本田光男容疑者のプロフィール・学歴
現時点では不明です。
今後の捜査の進展や裁判で明らかになると思われます。
詳細判明次第、追記いたします。
本田光男容疑者のSNS
- Instagram:
同姓同名のアカウントがありました。 - X:
同姓同名のアカウントが複数ありました。 - facebook:
同姓同名のアカウントが複数ありました。
現時点では、特定できておりません。
その他、仮名で登録されている可能性もあります。
あるいは、SNSを活用していないことも想定されます。
SNSの声

本事件に関して、SNSに寄せられた声をまとめました。
1. 加害者への厳しい批判と処罰を求める声
- 運転姿勢への疑問:
「どこを見て運転していたのか」「漫然運転の集大成ではないか」と、60歳という年齢も含め、日頃の運転マナーや注意力の欠如を指摘する声があります。 - ひき逃げの卑劣さ:
救護せず逃げた行為を「卑劣」とし、厳罰を求める意見が目立ちます。 - 社会的制裁:
「車は走る凶器」「会社も解雇だろう」と、刑事罰だけでなく社会的な居場所を失うことへの言及もあります。
2. 被害者への同情と回復を願う声
- 早期回復への祈り:
軽傷と報じられているものの、「後遺症なく治ってほしい」と女子中学生の身を案じる声が寄せられています。 - 機転への評価:
恐怖の中で車のナンバーを記憶していた中学生の冷静さを評価し、それが早期逮捕につながったことを強調する意見があります。
3. 事故現場の状況と報道への指摘
- 現場の詳細:
事故現場は「内環状線の交差点(南西角にうどん店がある場所)」であり、右折矢印のない信号機があるなど、具体的な場所を特定して危険性を指摘するコメントがあります。 - 報道内容の差:
「中学生がナンバーを覚えていた」という重要な情報を報じている局とそうでない局があることに対し、再発防止や注意喚起の観点から報じるべきだという意見があります。
4. 交通安全に対する議論(歩行者vs運転者)
- 自己防衛の是非:
「歩行者も自分の命を守るために周囲を確認すべき」という意見に対し、「確認していても突っ込まれたらどうしようもない」という反論があり、交通弱者である歩行者が気をつけることの限界について議論されています。
ネット上では、ひき逃げという行為に対しての強い怒りと、被害者の中学生を気遣う声が中心となっているようです。
本事件のまとめ
本事件のポイントをまとめました。
- 2025年12月24日午後6時ごろ、福島県郡山市で発生。
- 郡山市の会社員、本田光男容疑者(60)が逮捕された。
- 容疑は過失運転傷害と救護義務違反(ひき逃げ)の疑い。
- 十字路を左折する際、横断歩道の女子中学生をはねた。
- 中学生は青信号で横断歩道を渡っていた。
- 被害者の女子中学生は全身を打つ軽傷。
- 容疑者は救護せず、そのまま現場から逃走した。
- 中学生が車のナンバーを覚えていたことが逮捕の決め手。
- 容疑者は当時、仕事先から会社に戻る途中だった。
- 調べに対し「間違いありません」と容疑を認めている。

今後の捜査の進展を見守りたいと思います。










