モデルやインフルエンサーとして活動していた永江りりさんが、2025年11月に急逝したことが報じられました。
公式X(旧Twitter)を通じて父親から発表された死因は「不慮の事故」とされており、その詳細が公表されていないことから、多くのファンに衝撃と悲しみが広がっています。
この記事では、永江りりさんの訃報に関して、現時点で公表されている情報や経緯を整理します。
- 永江りりさんの訃報に関する公式発表の内容
- 「不慮の事故」の具体的な意味と、詳細が非公表である理由
- 亡くなる直前のSNSの状況と時系列
- 永江りりさんのプロフィールと経歴
永江りりを襲った「不慮の事故」とは?訃報の経緯

2025年11月9日、永江りりさんの公式X(旧Twitter)アカウントが更新され、彼女の父親を名乗る人物からの投稿によって、永江さんが亡くなったことが明らかになりました。
この衝撃的なニュースは瞬く間に拡散され、多くのメディアが「不慮の事故」による死去として報じました。
父親がX(旧Twitter)で「不慮の事故」と発表
永江さんの訃報は、第三者を介したものではなく、最も身近な家族である父親からの直接の報告という形で伝えられました。
11月9日に彼女の公式Xアカウントに投稿されたのは、直筆の署名が入った文書の画像でした。
その文書には、まず
「恐縮ではありますが、皆様にご報告があります。不慮の事故により、りりが永眠いたしました」
と、娘の死という受け入れ難い事実が記されていました。
続けて、
「今後たくさんのやりたいことを語っていた矢先の出来事で、家族一同、いまだにこの現実を受け入れられません」
と、将来への夢を語っていた矢先の突然の別れに対する、家族の計り知れない悲しみと無念さが綴られていました。
この報告からは、永江さん自身が未来に多くの希望を抱いていたこと、そして家族がそれを応援していた様子がうかがえ、ファンにとっては一層胸が痛む内容となりました。
また、文書では生前お世話になった人々やファンへの感謝が述べられると共に、葬儀については「すでに家族のみで執り行いました」と報告されています。
この投稿は、彼女が日々ファンと交流してきたSNSアカウントにおける、最後の家族からのメッセージとなりました。
死因や状況が非公表の理由
今回の訃報で公表されたのは、死因が「不慮の事故」であるという事実のみです。
事故が発生した正確な日時、場所、そしてどのような状況であったのかといった具体的な詳細は一切明らかにされていません。
このように詳細が伏せられている背景には、まず第一に、故人および遺族のプライバシーを最大限に保護するという強い意向があると推察されます。
父親による発表文書の最後には、
「どうか静かに見守っていただけますようお願い申し上げます」
という一文が添えられており、これ以上の詮索を控えてほしいという家族の切実な願いが込められています。
著名人の突然の死に際しては、時に憶測や不確かな情報がインターネット上で飛び交い、それが故人の尊厳を傷つけたり、深い悲しみの中にいる遺族をさらに苦しめたりする「二次被害」につながるケースが少なくありません。
家族が「不慮の事故」という言葉を選び、詳細を公表しないという判断は、そうした事態を避け、静かに故人を偲びたいという思いの表れであると考えられます。
報道機関各社も、現時点ではこの家族の意向を尊重し、父親の発表を引用する形での報道に留めており、独自の取材による詳細な報道は行われていません。
「不慮の事故」が意味するもの
公表された「不慮の事故」という言葉は、具体的に何を指すのでしょうか。
一般的に、人の死因は大きく「病死(自然死)」、「外因死」、「不詳の死」に分類されます。
「不慮の事故」は「外因死」の一つであり、意図しない外部からの要因による死を意味します。
これは、病気による死や、自ら命を絶つ行為(自殺)、他者による意図的な行為(他殺)とは明確に区別されるものです。
厚生労働省の人口動態統計などで用いられる「不慮の事故」には、非常に幅広いケースが含まれます。
- 交通事故: 自動車、オートバイ、自転車の運転中や、歩行中の事故など。
- 転倒・転落: 階段、建物やベランダからの転落、あるいは家庭内での転倒など。
- 溺水事故: 海、川、プール、または浴槽などでの事故。
- 窒息事故: 食物や異物が喉に詰まることによるものなど。
- 火災・ガス事故: 火事による熱傷や、一酸化炭素中毒など。
- 自然災害関連: 落雷、土砂崩れ、強風による飛来物など。
- その他: 感電事故、スポーツやレジャー中の事故など。
これらはあくまで一般的な分類例です。
永江りりさんのケースがこの中のどれかに該当するのか、あるいはこれ以外の予期せぬ事故だったのかは、公式に発表されていないため全く分かりません。
遺族が「不慮」という言葉を用いたことからは、それが誰にとっても予期できなかった、あまりにも突然の出来事であったという事実だけが重く伝わってきます。
永江りりの経歴と「不慮の事故」発表までの時系列

永江りりさんは、モデルとして、またSNSを通じたインフルエンサーとして、同世代の若者を中心に強い支持を集めていました。
彼女がこれまで歩んできた経歴と、訃報が発表されるまでの最後の数週間の動向を振り返ります。
永江りりとは? プロフィールと経歴
永江りりさんは、二つの名前を使い分けて活動していました。
本名である「永江梨乃(ながえりの)」と、モデル・インフルエンサー活動で主に使用した「永江りり」です。
彼女のプロフィールは以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
| 本名 | 永江 梨乃(ながえ りの) |
| 活動名 | 永江 りり(ながえ りり) |
| 生年月日 | 2003年2月25日 |
| 享年 | 22歳(2025年11月時点) |
| 出身地 | 福岡県 |
| 職業 | モデル、インフルエンサー |
| 所属 | フリーランス(主に撮影会モデルとして個人活動) |
「今日、好きになりました。」への出演
彼女の知名度が大きく飛躍したのは、2020年にABEMA(アベマ)で配信された大人気の恋愛リアリティーショー「今日、好きになりました。」(通称:今日好き)への出演でした。
「永江梨乃」として、「青い春編」(2020年4月~5月)および「金木犀編」(2020年9月~10月)の2シーズンに連続で参加。
当時まだ高校生だった彼女は、大人びた美しいルックスと、時折見せる素朴な博多弁のギャップ、そして天真爛漫で一途なキャラクターで瞬く間に視聴者の心を掴み、人気メンバーの一員となりました。
モデル・インフルエンサーとしての活躍
番組卒業後は「永江りり」としての活動を本格化させます。
特に、個人の撮影会やポートレート作品の被写体モデルとして、その才能を開花させました。
彼女の持つ「透明感あふれるルックス」や「柔らかく上品な雰囲気」は、多くのカメラマンから高く評価されました。
SNS上では「予約が取れない人気モデル」として知られるようになり、彼女が被写体となった多くの美しい作品がX(旧Twitter)やInstagramに投稿されています。
また、インフルエンサーとしては、SNSを通じてファッションや美容、メイク、さらには料理や日常のVlog(動画ブログ)などを発信。
飾らない等身大の姿と、ファンとの丁寧な交流が共感を呼び、同世代の女性を中心に多くのフォロワーに支持されていました。
SNSの異変と最後の投稿
日常的にSNSを更新し、ファンとのコミュニケーションを活発に行っていた永江りりさん。
しかし、その更新は2025年10月13日を最後に、完全に途絶えていました。
最後の投稿となったのは、10月13日のX(旧Twitter)でした。
「三連休もありがとうございました ハロウィン先取り色々着させてもらい楽しい」
この投稿には、撮影会でハロウィンの衣装を着たことを報告する、明るく楽しそうな様子が綴られていました。
添えられた写真からも元気な姿がうかがえ、この時点で体調不良や何らかの異変をうかがわせる要素は全く見当たりません。
いつも通り、仕事の報告とファンへの感謝を伝える内容だっただけに、この投稿が彼女自身の最後のメッセージとなるとは誰も想像できませんでした。
この日から約1ヶ月間、彼女のSNSは「沈黙」が続きます。
そして、次にそのアカウントが動いたのが、11月9日の父親による訃報の投稿でした。
この「元気な最後の投稿」と、「突然の訃報」との間にある約1ヶ月のギャップが、ファンの衝撃と混乱を一層大きなものにしました。
ネット上やファンからの反応
永江りりさんのあまりにも早すぎる死、そして「不慮の事故」という突然の報せに、インターネット上では悲しみと衝撃が瞬く間に広がりました。
父親からの報告が投稿された直後から、そのコメント欄や、彼女の最後の投稿となった10月13日のポストには、ファンや関係者からの追悼のメッセージが絶え間なく寄せられました。
- 「信じられない、何かの間違いであってほしい」
- 「1ヶ月前まであんなに元気だったのに、どうして…」
- 「まだ22歳、あまりにも早すぎる。これからだったのに」
- 「今日好きで見ていた笑顔が忘れられません」
- 「尊敬するモデルさんでした。あなたの作品が大好きでした」
- 「ご家族の気持ちを思うと、本当に胸が張り裂けそうです」
といった、彼女の死を悼む声や、突然の別れを受け入れられないという悲痛な叫びが数多く見られました。
彼女が「今日好き」で見せた天真爛漫な姿、モデルとして見せたプロフェッショナルな表情、そしてSNSでファンと交流する優しい人柄。
その全てが、多くの人々の記憶に深く刻まれており、その早すぎる死がどれほど惜しまれているかを物語っています。
まとめ:永江りりの死因「不慮の事故」とは何?公表内容と経緯から判明か
最後に、永江りりさんの訃報に関して、現時点で判明している事実をまとめます。
- モデルの永江りり(永江梨乃)さんが、「不慮の事故」により22歳で亡くなったことが、2025年11月9日に父親から公式Xで発表されました。
- 死因は「不慮の事故」とされていますが、具体的な事故の内容、日時、場所などの詳細は、遺族のプライバシー保護のため公表されていません。
- 遺族は「静かに見守ってほしい」との意向を示しており、葬儀はすでに家族のみで執り行われています。
- SNSの更新は2025年10月13日の投稿が最後となっており、そこでは元気な様子が報告されていました。
- 「今日、好きになりました。」への出演や、人気のポートレートモデルとしての活躍、SNSでの発信を通じ、多くのファンに愛されていました。
今後沢山のやりたいことを語っていた矢先に起きた、あまりにも突然の悲劇でした。

永江りりさんのご冥福を心よりお祈りいたします。













