2025年の第76回NHK紅白歌合戦への初出場が決定したaespaですが、発表直後からネット上で炎上騒動が巻き起こっています。
この記事では、炎上の発端となったメンバーの過去の投稿画像や、署名活動にまで発展した現在の状況について詳しく解説します。
- aespaが紅白出場発表直後に炎上した本当の理由
- 問題視されている「きのこ雲ランプ」画像の詳細
- 12万件を超えたとされる出場停止を求める署名活動の実態
- NHKや事務所の対応と、紅白出場の行方
aespaが紅白出場で炎上した理由とは？
（公式インスタグラムより）
aespaが紅白歌合戦への出場決定直後に炎上してしまった最大の理由は、メンバーであるニンニンが過去に投稿した画像が、日本の歴史的背景に照らして不適切だと批判されたためです。
この問題は、単なる過去の掘り返しにとどまらず、公共放送であるNHKの番組に出演する資格を問う議論にまで発展しています。
具体的には、中国出身メンバーのニンニンが2022年にファン向けアプリ「Bubble」に投稿した、あるランプの画像が原因です。
そのランプのデザインが、原爆投下時に発生する「きのこ雲」を連想させる形状であったことから、日本国内で批判の声が上がりました。
当時はそこまで大きな騒動にはなりませんでしたが、2025年という「戦後80年」の節目の年に紅白出場が決まったことで、この投稿が再注目され、瞬く間に拡散されました。
批判の背景には、「原爆被害を軽視しているのではないか」という不信感や、「日本の国民的番組に出る配慮が足りない」という厳しい意見があります。
このように、過去の投稿が紅白出場という大きなニュースをきっかけに再燃し、グループ全体のイメージに影響を及ぼす事態となっています。
【aespa炎上まとめ】問題視されたきのこ雲画像と署名活動
今回の炎上騒動の中心にあるのは、ニンニンが投稿した「きのこ雲」に見えるランプの画像と、それを受けて発生した大規模な署名活動です。
画像そのものの性質と、それに対する日本国内の拒否反応が、事態を深刻化させています。
問題となった画像では、爆発の煙のような形状をしたルームライトが写っており、ニンニンは、
「可愛いライトを買ったよ、どう？」
といった趣旨のコメントを添えていました。
この投稿に対して、被爆国である日本のネットユーザーからは、
「無神経すぎる」
「多くの人が亡くなった悲劇を可愛いと表現するのは許せない」
といった批判が殺到しました。
特に、2025年の紅白歌合戦は戦後80年を意識した演出が予想されるため、視聴者の感情的な反発は避けられないものとなっています。
この反発はSNS上の議論にとどまらず、オンライン署名サイト「Change.org」での活動へと発展しました。
「aespaの紅白出場停止を求めます」というタイトルの署名活動が開始されると、SNSを通じて急速に拡散され、短期間で署名数が急増しました。
一部の報道によれば、署名数は開始から数日で数万件を超え、最終的には12万件以上に達したとも言われています。
署名ページには、
「公共放送にふさわしくない」
「NHKは受信料を使っている自覚を持ってほしい」
といった厳しいコメントが多数寄せられており、世論の反発の強さを物語っています。
このように、一つの画像投稿がきっかけとなり、紅白出場そのものを揺るがす大きな社会運動へと発展してしまいました。
韓国インターネット通販大手のサイトに掲載されている「きのこ雲ランプ」。「広島」「原子爆弾」などと説明されている
引用：ZAKⅡより
過去の炎上事例も影響？カリナやウィンターの騒動
（公式インスタグラムより）
今回のきのこ雲騒動だけでなく、aespaは過去にもいくつかの炎上や物議を醸す出来事があり、それらが積み重なって今回の批判を助長している側面があります。
K-POPグループとしての人気が高い一方で、政治的な誤解やファンのマナー問題などが度々話題になってきました。
例えば、リーダーのカリナに関しては、以前日本で撮影した写真が政治的な意図があると誤解され、炎上したケースがあります。
カリナが着用していた衣装のデザインや数字が、韓国国内の特定の政党支持を意味するのではないかと一部で解釈され、日韓双方のファンを巻き込む騒動となりました。
また、有明アリーナでの公演時には、「車椅子のファンがライブ中に立ち上がった」という投稿が拡散され、バリアフリー席の不正利用疑惑として炎上したこともありました。
これは後に、実際には立てる障害を持つ方への偏見が含まれていたことや、投稿内容の信憑性が疑われるなど、情報の錯綜による混乱も見られました。
ウィンターに関しても、過去に動物への接し方が一部で批判されたり、使用したスラングが問題視されたりといった小さな火種がありました。
こうした過去の事例は、一つ一つは決定的なダメージではなくても、
という印象を一部の層に植え付けてしまった可能性があります。
その結果、今回の紅白出場決定というタイミングで、
「またaespaか」
「以前から問題があった」
というように、批判的なバイアスがかかりやすくなっていたと考えられます。
つまり、今回の炎上は単発の出来事ではなく、これまでの活動の中で蓄積された不信感が、紅白出場を機に一気に噴出したものと言えるでしょう。
結局aespaは紅白に出場できる？NHKの判断は
これだけ大きな炎上騒動となっていますが、結論から言うと、現時点ではaespaの紅白歌合戦への出場は予定通り行われる見込みです。
NHK側は批判を認識しつつも、出場取り消しという判断には至っていないという姿勢を崩していません。
報道によれば、NHKの担当者は今回の騒動について、
「所属事務所に確認したところ、当該メンバーに原爆被害を軽視したり揶揄したりする意図はなかったことを確認している」
と説明しています。
その上で、出場者の選定理由については、
「今年の活躍や世論の支持、番組の企画意図などを総合的に判断した結果」
であると強調しました。
過去にはBTSが「原爆Tシャツ」の問題で日本の音楽番組への出演を見送られた事例がありましたが、今回はNHK側が能動的に「意図なし」と判断した点が大きく異なります。
NHKとしては、若年層の視聴者獲得が急務であり、世界的な人気を誇るaespaの出演は視聴率向上に不可欠なカードだと考えているようです。
また、すでに発表済みのラインナップを変更することは、番組制作上の大きなリスクとなるため、静観の構えを見せているとも推測されます。
ただし、国会でも一部議員から
「公共放送としての信頼を損なう」
といった指摘が出ており、放送当日まで予断を許さない状況が続いています。
所属事務所であるSMエンターテインメント側も、この件に関して公式な謝罪や声明を大きく出しておらず、この「沈黙対応」がさらなる不信感を招いているという指摘もあります。
結果として、NHKと事務所の双方が「出演強行」の姿勢を見せているため、大晦日のステージには立つ可能性が高いですが、当日の演出や視聴者の反応にはかつてないほどの注目が集まることになるでしょう。
まとめ：aespa炎上まとめ！紅白出場停止の噂やきのこ雲画像の真相
今回のaespaの紅白出場を巡る炎上騒動について、ポイントをまとめました。
- 炎上の発端は、ニンニンが2022年に投稿した「きのこ雲」に見えるランプの画像である。
- 画像に対して「原爆を連想させる」「不謹慎だ」という批判が殺到した。
- 2025年が「戦後80年」という節目であることも、批判が過熱した要因の一つである。
- オンライン署名サイトでは、出場停止を求める署名が12万件以上集まったと報じられている。
- 過去にはカリナの衣装や、ファンのマナーに関する炎上も発生していた。
- NHKは事務所に対し、メンバーに悪意がなかったことを確認済みとしている。
- NHKの公式見解は「今年の活躍などを総合的に判断して決定した」というものである。
- 過去のBTSの事例とは異なり、現時点では出演キャンセルの動きはない。
- 所属事務所は沈黙を守っており、公式な謝罪などは行われていない。
- 放送当日まで批判の声は続くと予想され、どのようなパフォーマンスになるか注目されている。
この騒動は、グローバルに活躍するアーティストが、活動する国の歴史的・文化的背景を理解することの重要性を改めて浮き彫りにしました。
深い意図はなかったのことですが．．．
