
警視庁世田谷署の巡査部長が、三軒茶屋駅で盗撮を行い現行犯逮捕されるという衝撃的なニュースが入ってきました。
「魔が差した」と供述していますが、法を守るべき警察官の身勝手な犯行に世間からは厳しい批判が相次いでいます。
本記事では、事件の経緯や想定される厳罰、そしてネット上で渦巻く不信感の声について詳しくまとめます。
事件の概要

事件の概要
- 逮捕容疑: 性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑い。
- 容疑者: 警視庁・世田谷警察署の巡査部長、飯田聡容疑者(38歳)。
- 発生日時: 2025年12月24日(水)の午前中。
- 場所: 東京都世田谷区、東急田園都市線・三軒茶屋駅構内の階段。
事件の経緯と状況
- 犯行内容: 出勤途中に、駅の階段で女性のスカート内にスマートフォンを差し向け、盗撮した疑い。
- 逮捕のきっかけ: 飯田容疑者の不審な動きに気づいた通行人の男性がその場で取り押さえ、現行犯逮捕となった。
容疑者の供述と警察の対応
- 容疑者の認否: 「魔が差してしまった」と供述し、容疑を認めている。
- 警視庁のコメント: 「捜査結果をふまえ、厳正に対処する」としている。
犯行動機
女性に対するわいせつ目的です。
飯田容疑者は「魔が差してしまった」と供述し、容疑を認めています。
犯行現場
東急田園都市線・三軒茶屋駅構内の階段。
本事件で想定される刑罰・量刑

今回の事件で適用される法律、および想定される刑罰や量刑、警察官としての懲戒処分について解説します。
2023年7月から施行された「性的姿態撮影等処罰法(性的姿態等撮影罪)」が適用されるケースです。
1. 刑事罰の内容
今回の容疑である「性的姿態撮影罪(盗撮罪)」の法定刑は以下の通りです。
- 刑罰: 3年以下の懲役 または 300万円以下の罰金
以前は各都道府県の「迷惑防止条例」で裁かれていましたが、現在は全国一律のこの新法により、より厳格に処罰されるようになっています。
2. 想定される量刑(刑事処分)
初犯であることを前提とした場合、一般的には以下の流れになることが多いです。
- 略式起訴(罰金刑):
被害者との示談が成立しなかった場合や、悪質と判断された場合、30万円〜50万円程度の罰金刑に処されるのが一般的です。 - 不起訴(起訴猶予):
被害者との示談が成立し、深く反省しており、前科がない場合は、不起訴処分となる可能性もあります。 - 公判請求:
常習性がある(余罪が多数ある)、あるいは営利目的での撮影(販売など)が発覚した場合は、正式な裁判となり、懲役刑(執行猶予付きが中心)が求刑される可能性があります。
3. 警察官としての懲戒処分
刑事罰とは別に、警察内部での厳しい行政処分(懲戒処分)が下されます。
警視庁の指針に基づくと、盗撮行為を行った警察官には以下の処分が検討されます。
| 処分の種類 | 内容・予測 |
| 懲戒免職 | 最も重い処分。 余罪が多数ある場合や、極めて悪質な場合に適用。 |
| 停職 | 一定期間の出勤停止。 一般的に「盗撮」の場合、停職1ヶ月〜6ヶ月となるケースが多いです。 |
[NOTE]
依願退職のケース
警察官が不祥事を起こし「停職」処分を受けた場合、その多くは処分と同時に自ら辞表を提出する「依願退職」という形をとることが通例となっています。
4. 量刑に影響するポイント
- スマホ内の余罪:
押収されたスマートフォンから過去の盗撮画像が大量に見つかれば、当然量刑は重くなります。 - 示談の有無:
被害者に対して真摯に謝罪し、示談金が支払われるかどうかは、検察の判断に大きく影響します。 - 社会的制裁:
「警察官」という法を守る立場の人間が犯した罪であるため、一般人よりも厳しい社会的非難を浴び、再就職等にも大きな影響が出ることが予想されます。
飯田聡容疑者の勤務先

飯田容疑者は警視庁・世田谷警察署の巡査部長でした。
巡査部長になるには、採用時の学歴に応じた「一定の勤務年数」を経たあと、「昇任試験」に合格する必要があります。
1. 必要な学歴と勤務年数
巡査(最初の階級)として働き始めてから、以下の期間が経過すると受験資格が得られます。
- 大卒者: 2年
- 短大卒者: 3年〜4年
- 高卒者: 4年〜5年
※学歴によって「試験を受けられるまでの早さ」が変わりますが、最終的な学歴自体は不問です。
2. 昇任試験の内容
年に一度実施される試験で、主に以下の3つが評価されます。
- 筆記試験: 法学(憲法・刑法など)、警察実務。
- 実技・面接: 術科(柔道・剣道・逮捕術など)や面接。
- 勤務成績: 日頃の仕事ぶりや功労。
補足:キャリア組(国家公務員)の場合
警察庁に採用される「キャリア組」は、最初から巡査部長より上の「警部補」としてスタートするため、この昇任試験を受ける必要はありません。
今回の事件の容疑者は、現場で数年以上のキャリアを積み、試験を突破して昇任した「ノンキャリアのベテラン(中堅)」であったことが分かります。
飯田聡容疑者の自宅住所
自宅住所は公開されておりません。
飯田聡容疑者の家族構成
飯田容疑者は、38歳という年齢であることから
- 結婚していて、妻や子供がいる。
- または、独身で一人住まい。
- あるいは、両親と同居している
などが考えられます。
飯田聡容疑者のプロフィール・学歴
現時点では不明です。
今後の捜査の進展や裁判で明らかになると思われます。
詳細判明次第、追記いたします。
飯田聡容疑者のSNS
- Instagram:
複数の同姓同名のアカウントがありました。 - X:
複数の同姓同名のアカウントがありました。 - facebook:
複数の同姓同名のアカウントがありました。
現時点では、特定できておりません。
その他、仮名で登録されている可能性もあります。
あるいは、SNSを活用していないことも想定されます。
SNSの声

本事件に関して、SNSに寄せられた声をまとめました。
事件そのものへの怒りだけでなく、犯罪心理への考察や警察組織への不信感など、多角的な議論が交わされています。
1. 犯罪の「原因」に関する考察(遺伝・性質)
- 生物学的要因への疑問:
「魔が差す」というレベルを超えた強い衝動について、遺伝子レベルや脳内の物質など、個人差を科学的に研究すべきだという提案。 - 環境か素質か:
性的嗜好(ガチャ)は天性かもしれないが、それを制御できるか(人格の成熟)は環境や教育によるという反論。
2. 警察組織への厳しい批判と不信感
- 処分の甘さへの懸念:
「厳正に対処」と言いつつ、結局は「依願退職」で退職金を支払うのではないかという疑念。 - 身内への甘さ:
過去の隠蔽疑惑や、警察官が市民に取り押さえられた情けなさを指摘する声。 - 信頼の失墜:
誰を信じればいいのかという不安や、組織全体の腐敗を危惧する意見。
3. 「魔が差した」という供述への反発
- 常習性の疑い:
「魔が差した」は単なる言い訳であり、実際には余罪がある常習犯ではないかという見方。 - 被害者への配慮:
犯人の言い訳よりも、何の落ち度もない被害女性の精神的苦痛を重く見るべき。
4. 事件の「皮肉な状況」への指摘
- 職場の目の前での犯行:
勤務先の世田谷署の管轄(三軒茶屋)で犯行に及ぶという、ブレーキの壊れた行動への驚き。 - 自業自得の末路:
自分の同僚に身柄を処理されるという「地獄のような状況」を招いたことへの冷ややかな視線。
5. 社会・システムへの提言
- テクノロジーによる防止:
スマホカメラの機能で盗撮を自動検知・警告する仕組みを導入すべきという案。 - 実名報道の継続:
公務員の犯罪を忖度なく実名報道し続けることが、抑止力に繋がるとする意見。
【考察】
コメント全体を通して、「法を守る立場の人間が、最も卑劣な手段で法を犯した」ことへの強い憤りが共通しています。
また、単なる個人の不祥事として片付けるのではなく、警察組織の体質改善や科学的な再発防止策を求める声が目立ちます。
本事件のまとめ
- 世田谷警察署の巡査部長(38歳)が盗撮容疑で現行犯逮捕。
- 12月24日午前の出勤途中、三軒茶屋駅の階段で犯行。
- スマホを女性のスカート内に差し向け、盗撮した疑い。
- 不審な動きに気づいた通行人の男性が容疑者を取り押さえた。
- 容疑者は「魔が差してしまった」と述べ、容疑を認めている。
- 性的姿態撮影処罰法が適用され、3年以下の懲役等の可能性がある。
- 勤務先である世田谷署の管轄内で犯行に及ぶという皮肉な事態。
- SNS等では「警察官の不祥事が多すぎる」と批判が殺到。
- 「魔が差した」という言い訳に対し、常習性を疑う声が根強い。
- 今後の余罪捜査とともに、懲戒免職等の厳しい処分が注目される。

今後の捜査の進展を見守りたいと思います。










