2025年10月に農林水産大臣として初入閣した鈴木憲和氏。
自由民主党所属の衆議院議員として5期目を迎える若手実力派であり、その経歴とプロフィールに関心が集まっています。
東京出身のエリート官僚が、なぜ父の故郷である山形で政治家を志したのか、その軌跡を追います。
- 鈴木憲和氏の基本的なwikiプロフィール（生年月日、出身地、身長など）
- 開成高校から東京大学へ進んだ学歴
- 農林水産省の官僚から政治家へ転身した経歴
- 結婚した妻や子供など家族構成
鈴木憲和氏のwikiプロフィール（学歴・家族）
鈴木憲和氏の基本的なプロフィールや、エリートと呼ばれる所以である学歴、そして彼を支える家族構成について、より詳しく紹介します。
基本プロフィール（身長・出身地）
鈴木憲和氏の基本的なプロフィールを表にまとめます。
| 項目 | 詳細 |
| 氏名 | 鈴木 憲和（すずき のりかず） |
| 生年月日 | 1982年1月30日 （2025年現在 43歳） |
| 出身地 | 東京都中野区 |
| 現住所 | 山形県南陽市 |
| 選挙区 | 衆議院 山形県第2区 |
| 当選回数 | 5回 |
| 所属政党 | 自由民主党 |
| 現職 | 農林水産大臣（第73代）、 衆議院議員 |
| 身長 | 非公表 |
| 座右の銘 | 現場が第一 |
| 趣味 | テニス、スキー、読書、 畑仕事、地元特産品の研究 |
学歴：開成高校から東京大学法学部へ
鈴木憲和氏の学歴は、日本国内でもトップクラスのエリートコースとして知られています。
出身高校は、全国屈指の進学校である私立開成高等学校です（2000年卒業）。
開成高校在学中は勉学に励む傍ら、テニス部に所属し、文武両道の日々を送りました。
その後、国内の最高学府である東京大学法学部に進学し、2005年（平成17年）3月に卒業しています。
大学では法律や行政に関する専門知識を深く学びました。
国際法ゼミに所属し、国際秩序や外交交渉の法的基盤を学んだとされています。
また、学内で地域政策研究サークルを立ち上げ、農業経済や地方分権をテーマにした討論会を主宰するなど、学生時代から現在の活動につながる関心を持っていたことがうかがえます。
この学生時代の経験が、後の官僚時代、そして現在の政治家としてのキャリアの強固な基盤となっています。
家族構成：父親・母親・妻（嫁）・子供
鈴木憲和氏は、いわゆる「二世議員」ではありません。
彼の両親は政治家ではなく、一般家庭の出身です。
父親・母親（両親）
父親は鈴木健司（すずきけんじ）さんとされ、山形県南陽市（現在の選挙区）の出身です。
職業は会社員であったとみられています。
鈴木憲和氏自身は東京で生まれ育ちましたが、幼少期から夏休みや年末年始には頻繁に父の実家である南陽市を訪れていました。
この経験が、彼にとって山形を「心のふるさと」とする原点となっています。
母親は名古屋市の出身とされています。
鈴木氏は幼少期の一時期を母方の祖母に育てられた経験があり、その祖母から
「人の気持ちを想像できることが一番大事」
という教えを受けました。
この言葉が、彼の「現場主義」という政治姿勢の根幹にあると語っています。
妻（嫁）と子供
鈴木氏は2014年9月に結婚しています。
妻は鷹子（たかこ）さんです。
鷹子さんは1981年生まれで、鈴木氏と同じく東京大学（教育学部）を卒業後、農林水産省に入省した元官僚であり、その後司法試験に合格して弁護士に転身した才媛です。
鈴木氏がFacebookで「妻は隠岐（島根県）出身」と公表している点も、坂栄鷹子さんという弁護士のプロフィールと一致する点が多いことから、同一人物である可能性が極めて高いとされています。
農林水産省という同じ職場で出会い、「地域や人を支える」という共通の使命感が二人を結びつけたと推測されます。
子供は2人の息子がいます。
- 長男：2015年6月25日生まれ（2025年現在、小学4年生の年齢）
- 次男：2018年11月25日生まれ（2025年現在、小学1年生の年齢）
多忙な政治活動の傍ら、家庭の時間を大切にしており、SNSなどで子供たちとのエピソードを公表することもあります。
鈴木憲和氏の経歴（官僚から農林水産大臣へ）
鈴木憲和氏のキャリアは、中央官庁のエリート官僚から始まり、地方に根差した政治家へと大きく転身を遂げ、そして2025年、ついに入閣を果たしました。
その詳細な経歴を時系列で追います。
農林水産省時代（官僚としてのキャリア）
2005年（平成17年）4月、東京大学法学部を卒業した鈴木氏は、農林水産省に入省します。
国家公務員として、日本の農業政策や食の安全行政の最前線でキャリアをスタートさせました。
農水省では、農業経営の支援策（品目横断的経営安定対策）に携わった後、以下の役職を歴任しています。
- 内閣官房「美しい国づくり」推進室へ出向（2007年～）
- 消費・安全局 表示・規格課 法令係長
- 消費・安全局 総務課 総括係長
中央官庁の中枢で政策立案の経験を積む一方で、官僚として働く中で、農業現場の収益性の低さや、制度と現場の乖離に直面します。
「日本の農業を20年以内に稼げるように変えたい」
という強い問題意識を抱くようになります。
政治家への転身（なぜ山形を選んだか）
中央官僚としての将来が約束されたキャリアでしたが、鈴木氏は大きな決断を下します。
2012年（平成24年）2月、農林水産省を退職。
同月、父の故郷である山形県南陽市へ移住します。
政治家を志した理由は、
「父の故郷である山形に恩返しをしたい」
「現場の声がわかる政治家が必要だ」
という強い思いからでした。
政治家の家系ではなく、地盤・看板・カバン（資金）が全くないゼロからのスタートでした。
選挙区の面積は東京都とほぼ同じという広大な山形2区を、ポスター貼りやガソリン代だけで数千万円の費用がかかったとされ、その覚悟のほどがうかがえます。
同年、自由民主党山形県連の候補者公募に応募し、米沢市議（当時）の渋間佳寿美氏と争った末に、候補者として選出されます。
ゴム長靴で田畑を回り、農家の声を直接聞くという徹底した「現場主義」で活動を開始しました。
国会議員としての歩みと主な役職
2012年12月、第46回衆議院議員総選挙（山形2区）において初当選（当時30歳）。
この選挙区は伝統的に野党が強い地域でしたが、地道な活動が実を結びました。
以後、2014年（47回）、2017年（48回）、2021年（49回）、そして2024年（50回）と、5期連続で当選を重ねています。
（※2021年の第49回衆院選の際には、陣営の米沢市議が公職選挙法違反（買収、事前運動など）の疑いで逮捕されるという騒動もありました。）
国会議員としては、その実務能力と専門知識を高く評価され、以下の要職を歴任してきました。
- 外務大臣政務官（第4次安倍改造内閣）
- 自民党 青年局長（第53代）
- 自民党 農林部会長代理
- 自民党 水産部会長代理
- 自民党 農産物輸出促進対策委員会 委員長代理
- 自民党 山村振興特別委員会 事務局長
- 農林水産副大臣（第2次岸田第2次改造内閣・第1次石破内閣）
- 復興副大臣（第2次石破内閣）
農林水産省出身でありながら、外務大臣政務官も経験し、日本の農産物輸出戦略などにも国際的な視野を持って取り組んできました。
政策スタンスとしては、第9条を含む憲法改正に賛成、憲法への緊急事態条項の創設に賛成、原子力発電は
「当面は必要だが、将来的には廃止すべきだ」、
日本の核武装は
「将来にわたって検討すべきでない」
としています。
農林水産大臣への就任（2025年）
2025年10月21日に発足した高市内閣において、鈴木憲和氏は農林水産大臣として初入閣を果たしました。
43歳という若さでの重要閣僚への抜擢であり、その手腕が注目されています。
農水省の元官僚という経歴を持ち、「現場が第一」を掲げる鈴木氏の大臣就任は、全国の農家や関係者から
として大きな期待が寄せられています。
彼が掲げるのは
です。
官僚時代から抱いてきた「日本の農業を変えたい」という強い使命感を持ち、スマート農業の推進、食料自給率の向上、国際競争力の強化、林業・水産業のデジタル技術活用など、山積する課題の解決に向けてその実務能力を発揮していくことになります。
まとめ：鈴木憲和氏のwikiプロフィールと経歴！農林水産大臣への軌跡
- 鈴木憲和氏は、2025年10月に農林水産大臣として初入閣した自民党の衆議院議員です。
- 経歴は、開成高校、東京大学法学部を卒業後、2005年に農林水産省に入省した元官僚です。
- 東京都中野区出身ですが、父の故郷である山形県南陽市に恩返しをするため、2012年に移住し政治家に転身しました。
- 選挙区は山形2区で、地盤のない状態から「現場主義」を貫き5期連続で当選しています。
- 家族は、2014年に結婚した妻と、2人の息子がいます。政治家一家ではない一般家庭の出身です。
今後のご活躍を期待します。
