SUPER EIGHTのメンバーとして、また俳優やタレントとして多方面で活躍を続ける横山裕さん。
彼の華やかなキャリアの裏には、壮絶な幼少期と、二人の弟たちとの深い絆がありました。
複雑な家庭環境を乗り越えた弟たちは、現在どのような道を歩んでいるのでしょうか。
横山裕の弟たちの現在|それぞれの道で活躍

横山裕さんには、6歳年下の次男・勤(つとむ)さんと、8歳年下の三男・充(みつる)さんがいます。
父親は異なりますが、兄弟の絆は非常に強く、現在はそれぞれが自立し、専門分野で確固たる地位を築いています。
兄である横山さんの献身的な支えのもと、困難を乗り越えた弟たちの現在の姿に迫ります。
次男・勤さんの現在:家庭を支える二児の父

次男の勤さんは現在38歳(2025年時点)。
高校卒業後に就職の道を選び、社会人として堅実にキャリアを歩んでいます。
具体的な職業は公表されていませんが、横山さんのラジオ番組で、合格率が20%を下回る国家資格「宅地建物取引士(宅建)」を取得していることが明かされており、その努力家な一面がうかがえます。
プライベートでは結婚し、二人の子供に恵まれ、父親として奮闘する日々を送っています。
勤さんの結婚式で、横山さんは
「お父さんの代わりになってくれてありがとう」
という弟からの言葉に涙が止まらなかったと語っており、兄弟の深い絆を感じさせます。
また、横山さんが出演するドラマの撮影現場にプロテインバーを差し入れするなど、兄を思う優しい一面も持っています。
三男・充さんの現在:独立開業したエリート税理士
三男の充さんは現在36歳(2025年時点)。
兄のサポートを受けながら学業に専念し、税理士という夢を叶えました。
その経歴は、まさに努力の賜物です。
出身大学と税理士になるまで
充さんは、京都産業大学を卒業後、さらに専門知識を深めるために法政大学の大学院(会計大学院)へ進学しました。
税理士試験は一般的に3,000時間の勉強が必要と言われる難関ですが、彼はそれを2,000時間でクリアしたとされています。
もちろん、その道のりは平坦ではなく、何度か試験に落ちた経験もあるようです。
その学費を全面的に支えたのが、兄である横山さんでした。
中学卒業後から働き、家計を支えてきた横山さんは、弟の夢を叶えるため、高額な学費の援助を惜しみませんでした。
「弟が税理士になれたのは、俺が売れたから」
と冗談めかして語る横山さんですが、その言葉の裏には、弟への深い愛情と信頼が感じられます。
税理士事務所を開業
大学院を卒業後、充さんは大手会計事務所である「KPMG税理士法人」で国際税務の専門家として経験を積みました。
M&A税務セクションに所属し、多国籍企業の案件を担当するなど、第一線で活躍。
そして2022年8月、自身の名前を冠した「横山充税理士事務所」を東京都港区東麻布に開業しました。
現在、横山さんの資産管理はすべて充さんに任せているそうで、兄の信頼に応える形で、専門家としてその手腕を発揮しています。
また、充さんは母親が遺した「稼げる人こそ寄付を忘れるな」という言葉を胸に、専門知識を活かしたプロボノ活動(社会貢献活動)にも力を入れています。
兄弟の絆を育んだ壮絶な生い立ち

現在の弟たちの成功の背景には、決して平坦ではなかった幼少期の経験と、長男である横山さんの「父親代わり」としての献身がありました。
父親代わりとして弟を支えた日々

横山さんが3歳の時に両親が離婚。
5歳の時に母親が再婚し、勤さんと充さんが生まれます。
しかし、横山さんは義父との関係がうまくいかず、その後、母親ががんを患ったことをきっかけに再び両親は離婚。
家計を支えるため、横山さんは中学卒業後に建設会社で働きながらジャニーズJr.としての活動を続けました。
生活が困窮し、弟たちは一時、児童養護施設で暮らすことになります。
横山さんは「お金を稼がないと、生きるために」とがむしゃらに働き、弟たちの生活費や学費を稼ぎました。
年末年始には弟たちを東京に呼び寄せて一緒に過ごすなど、離れていても常に弟たちのことを気にかけていました。
施設に残された弟の日記には、テレビに出る兄の姿を見て喜びながらも、会えない寂しさを募らせる気持ちが綴られており、横山さんはそれを読んで涙が止まらなかったと語っています。
兄弟愛が示す現在の活躍

母親の急逝、次男の記憶喪失など、数々の困難を乗り越えてきたからこそ、3兄弟の絆は揺るぎないものとなりました。
その深い関係性は、さまざまなエピソードからうかがえます。
弟から兄へ贈られたサプライズは、多くのファンの心を打ちました。
2023年に開催された京セラドームでのコンサート中、アンコールでスクリーンに映し出されたのは、勤さんと充さんが作詞したショートムービーでした。
予期せぬ演出に涙をこらえる横山さんの姿に、会場は温かい拍手に包まれました。
また、横山さんから弟たちへの愛情も公の場で示されています。
SUPER EIGHTの2024年版カレンダーに付属したフォトブックには、コンサートのステージ袖でピースをする弟たちの未公開写真が20枚も収録されるという、異例のサプライズがありました。
これはファンにとって貴重なアイテムとなり、ネットオークションで高値が付くほどの話題を呼びました。
彼らの中には、未来への約束も存在します。
最新アルバム『Family Tree』の初回限定盤に収録されたトークでは、「いつか兄弟3人で武道 館に立つ」という壮大な夢が明かされました。
「家族がいなかったら僕は何者にもなれなかった」と語る横山さん。
弟たちの存在が、彼の活動の大きな原動力となっていることは間違いありません。
2025年の24時間テレビでチャリティーランナーを務めた際には、弟たちが暮らした児童養護施設を20年ぶりに訪問。
「弟たちと約束したから絶対にゴールしたかった」と語り、その走りを通じて多くの人々に感動を与えました。

まとめ:横山裕の弟たちの現在 次男は社会人 三男は税理士として活躍

最後に、この記事の要点を5つにまとめます。
- 横山裕の6歳下の次男・勤さんは、宅建資格を持つ会社員で、現在は結婚し二児の父として家庭を支えている。
- 8歳下の三男・充さんは、京都産業大学・法政大学大学院を卒業し、現在は独立して税理士事務所を経営している。
- 充さんの学費は兄である横山裕さんが全面的に支援し、その期待に応え難関の税理士試験に合格した。
- 弟たちが現在に至るまでには、両親の離婚や母親の死、児童養護施設での生活など、壮絶な過去があった。
- 横山裕は「父親代わり」として弟たちを支え続け、その深い兄弟の絆が、現在のそれぞれの活躍の礎となっている。

今後もご活躍を期待します。







