【何者】万博おばあちゃん山田外美代のお金持ち説を徹底検証

「万博おばあちゃん」の愛称で知られる山田外美代さんが、「万博を訪れた最多日数」でギネス世界記録に認定されました。

その驚異的な行動力と万博への情熱は多くの人々の関心を集めていますが、「そんなにお金持ちなの?」「仕事は何をしているの?」といった疑問の声も少なくありません。

この記事でわかること
  • 「万博おばあちゃん」こと山田外美代さんの詳細なプロフィールと経歴
  • 彼女が万博にのめり込んだきっかけとその情熱
  • 「お金持ち」という世間の噂の真相と経済状況
  • ギネス世界記録達成を支える家族の存在と今後の活動
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目次

山田外美代は何者?ギネス記録達成「万博おばあちゃん」の全貌

愛知県在住の山田外美代さん(76歳)が、これまでの万博訪問日数が合計648日となり、「万博を訪れた最多日数」でギネス世界記録に認定されました。

この偉業は、2005年の愛・地球博をきっかけに万博の魅力にはまり、以来、世界各地の万博を訪れ続けた長年の情熱と行動が実を結んだものです。

その途方もない熱意から「万博おばあちゃん」の愛称で親しまれていますが、その裏側にはどのような人物像が隠されているのでしょうか。

山田外美代さんのプロフィールと万博への情熱

山田外美代さんは1949年生まれ、石川県出身で、5歳からは愛知県瀬戸市で育ちました。

夫の鐘敏さん、息子の和弘さんと3人家族です。幼少期から好奇心旺盛な性格で、その行動力は現在も健在です。

彼女が万博に深く関わるようになったきっかけは、若い頃の体験と病気療養中の出来事にあります。

  • 1970年大阪万博での衝撃:

    21歳の時、瀬戸市役所の職員だった山田さんは、同僚と訪れた1970年大阪万博で見た最新技術に「新しい時代に変わる」という希望を感じ、夢中になりました。

  • 2005年愛知万博での回復:

    結婚・出産を機に退職し、56歳となった2005年に愛知万博が開催されます。

    この時、体を壊して入退院を繰り返していましたが、家族や医師の勧めで愛知万博を訪れたことで、パビリオンの素晴らしさに感動し、すっかり元気を取り戻しました。

この経験から、「万博は世界とつながる場所」という確信を抱き、各国文化や技術を学ぶために毎日通うようになったと語っています。

パスポートもビザもなしに世界中の文化に触れられる万博の魅力は、特に高齢者にとって海外渡航の負担を考えると唯一無二の存在であったと言えるでしょう。

これまでに山田さんが通われた主な万博は以下の通りです。

スクロールできます
開催年万博(開催国)入場期間備考
2005年愛知万博
(日本)
全185日間皆勤賞達成。
「万博おばあちゃん」の
愛称の由来。
2008年サラゴサ万博
(スペイン)
約10日間
2010年上海万博
(中国)
全184日間皆勤賞達成。
上海政府から入場券が贈られ、
中国メディアで
「万博おばあちゃん
(シーボーナイナイ)」
と紹介される。
2012年麗水万博
(韓国)
全93日間皆勤賞達成。
2015年ミラノ万博
(イタリア)
約2週間
2017年アスタナ万博
(カザフスタン)
約20日間
2021年
-2022年
ドバイ万博
(アラブ首長国連邦)
約1週間日本館サポーターとして
公式に任命される。

これらの経歴からも、山田さんの万博に対する並々ならぬ情熱と、それを実現するための行動力がうかがえます。

特に、愛知万博以降、海外の万博でも皆勤賞を達成している実績は、その執念と計画性の証と言えるでしょう。

2020年には東京オリンピック聖火ランナーも務め、2025年大阪・関西万博では「此花区 万博広報大使」にも任命されるなど、その活動は多岐にわたっています。

2025年大阪・関西万博での挑戦とギネス認定

2025年大阪・関西万博では、山田さんは新たな挑戦をしています。

会場となる夢洲近くの大阪市住之江区に部屋を借り、夫と息子と共に引っ越すという「ガチ勢」ぶりを発揮

地下鉄中央線で会場まで10分という好立地を確保し、毎日万博に通い詰めています。

万博開幕後わずか1ヶ月と少しで、ネパール館とアンゴラ館を除く82のパビリオン全制覇を達成。

2025年9月5日、これまでの万博訪問日数が合計648日となり、「万博を訪れた最多日数」でギネス世界記録に認定されました。

そして2025年10月13日に大阪・関西万博は閉幕しましたが、

全日程184日間通い続け皆勤賞を達成しました。

今回の大阪・関西万博は、入場管理にNECの顔認証技術が日本で開催する万博では初めて導入されており、山田さんはこの顔認証の「トップユーザー」でもあります。

初めての顔認証入場を体験した際には

「こんなので入場できるの?」

と思ったものの、2日目にはスムーズに通過できるようになったと語り、

「すごく進歩を感じました」

と未来技術への期待を述べました。

息子の和弘さんも、顔認証によるセキュリティ強化で間違いがない安心感を実感しているとコメントしています。

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山田外美代はお金持ち?「万博おばあちゃん」の経済状況と家族のサポート

山田外美代さんのギネス世界記録達成のニュースが報じられると、SNS上では

「そんなにお金持ちなの?」

「資産家?」

「宝くじが当たった?」

といった経済的な疑問の声が多数寄せられました。

世界中の万博に自費で通い、時には現地にマンションを借りるほどの行動力は、並大抵の経済力では実現できないと考えるのが自然です。

「お金持ち」という世間の噂の真相

結論として、山田外美代さんが「大金持ち」であるという直接的な情報はありません。

しかし、彼女の行動を支える経済的な背景は存在します。

  • 元公務員としての退職金と貯蓄:

    山田さんはかつて瀬戸市役所の職員として長年勤務していました。

    公務員の退職金は民間企業と比較して手厚い傾向にあるため、まとまった退職金を受け取ったことが推測されます。

    また、

    「若い頃からコツコツ働いて、退職後に好きなことを思い切り楽しむ」

    と決めていたそうで、現役時代から万博のための貯蓄を計画的に行ってきたことが伺えます。

  • 堅実な生活と「推し活」への集中:

    山田さんは無駄遣いをせず、堅実な暮らしを続けてきたと報じられています。

    趣味を「万博一本」に絞ることで、旅行以外の無駄な出費を極力抑えているのです。

    これは、現代における「推し活」の究極の形とも言えるでしょう。

    限られた収入を、将来の夢のために計画的に貯蓄し、それを惜しみなく注ぎ込むことで、誰も達成したことのない偉業を成し遂げました。

  • 万博への総額300万円以上の費用:

    2025年大阪・関西万博に毎日通うために使った費用は、引っ越し費用、家族分のチケット代(通期パスや追加チケット代)、散策グッズ制作費などを含め、総額300万円以上と報じられています。

    特に、今回は通期パスだけでは予約回数に制限があるため、複数枚の通期パス(通期パス5枚と一日券80枚を駆使したとの情報もある)や追加チケットを購入していることから、チケット代だけでも高額に上っています。

  • 海外万博での現地滞在費用:

    2010年の中国・上海万博や2012年の韓国・麗水万博では、自費で現地のマンションを1年間借りて毎日通ったというエピソードもあり、その経済的な余裕と行動力は驚異的です。

これらの事実から、「大金持ち」というよりは、

計画的に貯蓄を行い、自身の『生きがい』である万博に惜しみなく投資している、経済的に余裕のある堅実な人物

と表現するのが適切でしょう。

年金収入が主な現在の収入源であるものの、過去の貯蓄と節約によって、万博という「生きがい」を実現しているのです。

ギネス記録を支える家族の存在

山田外美代さんの万博活動を語る上で欠かせないのが、夫の鐘敏さんと息子の和弘さんの献身的なサポートです。

  • 夫・鐘敏さんの健康管理:

    夫の鐘敏さん(2024年11月時点で75歳)は、自宅で採れた野菜を使った料理や毎朝欠かさないヨーグルトなどで、山田さんの健康を支えています。

    万博に通い続けるためには、何よりも健康が第一であり、夫のサポートは不可欠です。

  • 息子・和弘さんの全面的サポート:

    息子の和弘さんは、万博会場のスケジュール管理やチケットの予約などを担当しています。

    今回の大阪・関西万博では、入場予約が非常に困難であったため、息子さんのサポートなしには皆勤賞の達成は不可能だったと指摘されています。

    特に、通期パスが複数枚必要となる複雑な予約システムを駆使し、開催1ヶ月と少しで全パビリオン制覇を可能にしたのは、息子さんの尽力があってこそと言えるでしょう。

山田さんの行動は、金銭的な余裕だけでなく、家族の深い理解と協力があって初めて実現できるものです。

家族3人で万博をサポートする体制は、まさに「チーム山田」として万博に挑んでいることを示しています。

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山田外美代の生き様が示す「新しい豊かさ」と今後の展望

山田外美代さんの生き様は、多くの人が抱く「お金がないから夢を諦める」という固定観念を打ち破るものです。

彼女は、単に万博に通い続けるだけでなく、その経験を通じて人生を豊かにし、周囲にもポジティブな影響を与えています。

万博が山田外美代にもたらしたもの

山田さんが万博にこれほどまで通い詰める理由は、「健康に良く刺激的だから」です。

  • 病からの回復と健康維持:

    もともと体調を崩し、毎日通院するほどでしたが、愛・地球博に通い詰めて歩いたことで体調が劇的に改善しました。

    「万博はお医者さま以上でしたね」と語るほど、万博が健康の源となっています。

  • 知的好奇心と異文化理解:

    万博は「もう一つの地球」であり、世界中の国からスタッフが集まり、自国を紹介するパビリオンが集結しています。

    ビザ取得が難しく渡航が叶わない国もある中で、大阪にいながらにして手軽に現地グルメや文化を楽しめることは大きな魅力です。

    山田さんは「毎日違うことが待っている会場」と表現し、その知的好奇心を満たし続けています。

  • 人との出会いと交流:

    万博では、言葉が通じなくても、現地のスタッフや来場者と積極的に交流し、国際色豊かな友人を作っています。

    彼女の行動力とポジティブさは、世界中の人々にパワーを与えてきました。

「新しい豊かさ」の提唱と今後の展望

山田外美代さんの生き様は、

「お金の使い道が、その人の人生を形作る」

ということを教えてくれます。

好きなことのためなら、何十年もかけて準備し、その夢に全てを懸ける

という姿勢は、現代社会における「新しい豊かさの形」を示していると言えるでしょう。

それは、単に財を築くことではなく、情熱を傾けられる対象を見つけ、それを追求することで得られる充実感と生きがいのことです。

2030年のサウジアラビア・リヤド万博にも行かれるのでは、と期待されています。

今後の活動としては、万博広報大使としての役割を果たすだけでなく、その経験や生き様を伝える講演活動や書籍化なども期待されます。

しかし一方で、大阪・関西万博の入場システムに対しては批判的な意見も存在します。

通期パス購入者による予約枠の占有が、一度しか万博に訪れることのできない遠方の来場者や、夏休み期間中の子供たちの入場機会を奪ったという声もあります。

山田さん個人への批判ではないものの、一部からは「金持ちの道楽」「他の人に枠を譲ってほしかった」といった意見も聞かれます。

これは、山田さんのような熱心なリピーターが万博を盛り上げる一方で、公平な入場機会の確保という運営側の課題を浮き彫りにした側面があると言えるでしょう。

それでもなお、76歳という年齢で、自身の情熱のために世界を股にかける山田外美代さんの生き様は、多くの人々に勇気と感動を与えています。

健康、財力、時間、そして何よりも情熱と行動力。これら全てが揃ったからこその偉業であり、その存在はまさにギネス世界記録にふさわしいものです。

彼女の今後の活動が、さらに多くの人々に「生きがい」を見つけるヒントを与えることを期待せずにはいられません。

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まとめ:

「万博おばあちゃん」こと山田外美代さんについて、まとめます。

  • 山田外美代さんは1949年生まれの76歳。

    2005年愛知万博をきっかけに万博に没頭し、世界中の万博を巡り、ギネス世界記録「万博を訪れた最多日数:648日」や大阪・関西万博では全日程184日間通い続け皆勤賞を達成した。
  • 彼女が万博にのめり込んだのは、若い頃の感動と、病気療養中の愛知万博での回復経験が大きなきっかけとなっている。
  • 「お金持ち」という世間の認識は、かつての公務員としての貯蓄と退職金、そして堅実な生活と「万博」という自身の生きがいへの惜しみない投資によるものであり、「大金持ち」というよりは「計画的な資産運用と情熱的な消費」が実態に近い。
  • 夫の健康管理と、息子の複雑な万博予約管理やスケジュール調整といった献身的なサポートが、彼女の活動を可能にしている。
  • 万博は山田さんにとって健康と生きがい、そして知的好奇心と国際交流の場であり、その行動は「新しい豊かさの形」を示している。

健康に気をつけて
いつまでもお元気でお過ごしください。

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