三重県桑名市で、中学校講師が10代女性の入浴中を盗撮したとして逮捕されました。
教育の現場に立つ立場の人物による犯行は、多くの市民に衝撃を与えています。
本記事では、事件の概要と背景、そして社会に投げかける課題について整理します。
目次
事件の概要
- 三重県桑名市の中学校講師・中村奏太容疑者（25）が盗撮の疑いで逮捕された。
- 容疑は、2024年8月15日午後11時ごろに市内の10代女性の入浴中の姿を携帯電話で撮影したというもの。
- 2025年11月8日午前0時ごろ、別の現場で「不審者がいた」との通報を受けた警察が中村容疑者を発見。
- 任意同行後の聴取で、「盗撮目的で来たが、今日は何もしていない。これまでに盗撮したことがある」と供述。
- 警察が携帯電話を調べたところ、盗撮動画や写真が複数見つかり、その中に今回の被害女性の映像も含まれていた。
- 中村容疑者は「性的欲求を満たすためにやった」と容疑を認めている。
- 桑名署は被害女性との関係や余罪についても捜査している。
犯行動機
中村容疑者は、「盗撮目的で来たが、今日は何もしていない。これまでに盗撮したことがある」と供述しています。
犯行現場
三重県警桑名署管轄管内となります。
本事件で想定される刑罰・量刑
以下に、この事件で適用される可能性が高い法律と、想定される刑罰・量刑について、法律的観点から整理します。
🔹該当する罪名
逮捕容疑は
「性的姿態撮影等処罰法違反」（＝正式名称：「性的姿態撮影等処罰法」）です。
この法律は、2023年7月に施行された比較的新しい法律で、いわゆる「盗撮罪」を新設したものです。
🔹該当条文（概要）
性的な目的で、人の性的な姿態を、正当な理由なく撮影した者は、
3年以下の懲役または300万円以下の罰金 に処する。
（性的姿態撮影等処罰法 第3条）
🔹今回のケースでの主な考慮要素
（1）犯行態様
- 被害者は 10代の未成年女性
- 入浴中 という非常に私的かつ性的な場面
- 携帯電話での盗撮（悪質性は高い）
- 過去にも盗撮歴を自白（常習性）
👉 犯行の性質は極めて悪質と評価される傾向。
（2）自白・反省の有無
- 容疑を 認めており、自白している
- 反省の態度が認められれば量刑は若干軽くなる可能性もある。
（3）前科・前歴
- 初犯であるかどうかで大きく変わる。
→ 初犯の場合：執行猶予付き判決の可能性あり
→ 再犯・常習の場合：実刑の可能性が高い
🔹想定される量刑の目安
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| 状況 | 想定される刑罰・処分 |
|---|---|
| 初犯・反省あり・被害者との示談成立 | 懲役1年6か月〜2年・執行猶予3年程度 |
| 初犯だが示談未成立・悪質 | 懲役1年〜2年 実刑または猶予なしの可能性 |
| 常習・前科あり・複数被害者 | 懲役2〜3年の実刑判決が濃厚 |
🔹その他の可能性
- 被害者が未成年であることから、児童ポルノ禁止法違反 が併合される可能性もあります。
（被写体が性的姿態の未成年者である場合）
→ この場合、5年以下の懲役または500万円以下の罰金 も併科され得ます。
🔹まとめ
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な罪名 | 性的姿態撮影等処罰法違反 |
| 法定刑 | 3年以下の懲役または300万円以下の罰金 |
| 想定量刑（初犯） | 懲役1〜2年・執行猶予付きの可能性が高い |
| 想定量刑（常習・悪質） | 懲役2〜3年 実刑の可能性 |
| 加重要因 | 未成年被害者、入浴中、複数回の犯行、自白内容 |
| 軽減要因 | 自白・反省・示談成立・初犯 |
中村奏太容疑者の勤務先
中村奏太容疑者は、桑名市内の中学校に講師として勤務しています。
以下は 桑名市にある中学校の主な一覧です。
市立（公立）校と私立校に分けて記載します。
引用元：桑名市公式サイト等。(桑名市役所)
市立（公立）中学校
- 桑名市立成徳中学校：所在地 桑名市東汰上415-1
- 桑名市立明正中学校：所在地 桑名市明正町31
- 桑名市立光風中学校：所在地 桑名市新矢田2丁目37
- 桑名市立陽和中学校：所在地 桑名市小貝須1408-4
- 桑名市立正和中学校：所在地 桑名市坂井339-25
- 桑名市立陵成中学校：所在地 桑名市筒尾8丁目12
- 桑名市立光陵中学校：所在地 桑名市大山田5丁目12
- 桑名市立多度中学校：所在地 桑名市多度町柚井24
- 桑名市立長島中学校：所在地 桑名市長島町西外面2175
- 桑名市立長島中学校悠分校：所在地 桑名市長島町横満蔵568-3
私立中学校
- 津田学園中学校：所在地 桑名市野田5丁目3-12
中村奏太容疑者の自宅住所
三重県桑名市北別所
